ゆずの産地・益田市美都町でゆずの収穫のお手伝い。無農薬ゆずでゆず味噌も

編集部いしやん
編集部いしやん

見渡す限りのゆず景色!県屈指のゆずの産地・益田市美都町で収穫のお手伝いしてきました

みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌ラズダ編集部のいしやんです。今回はお手伝い体験のレポート記事。

先日、ふるさと島根定住財団の新しいHP「しまっち!」で、「ゆずの収穫体験の参加者募集!」という案内を発見。「そういえば、ゆず畑って行ったことないな~」と思い、おもしろそうなので参加してみることに。

編集部のあつきちを連れて、益田市美都町へ行ってきました~!

松江市内から車で約3時間ちょい。ゆずの産地・美都町へ

会社のある松江市から、会場となる益田市美都町までは車で約3時間ちょい。9時に現地の道の駅集合だったので、この日は会社に5:30集合。

早朝からなぞにテンションの高い編集部あつきちを乗せ、美都町へドライブ。

集合場所の『道の駅サンエイト美都』に着くと、すでに参加者の方がちらほら。

参加者の方にお話を聞くと、益田市内を中心に私たち以外で合計7名の方が参加。私たち以外だと、遠くて江津市内から参加という方も!

今回のゆず収穫体験の主催は地元企業の美都森林さん。会社名通り、林業をはじめ、集合場所となった道の駅の運営、さらには今回収穫するゆずや、そばといった農産物の栽培もしているみたい。

最初に今回の収穫体験の流れや注意点などの簡単な説明がありました。

説明を受けた後、早速収穫場へ!

美都森林さんでは、3万3000平方メートル、約2400本のゆずの栽培をしているそう。今回はその一角となる「堀河ゆず園」でゆずの収穫体験です。

おいしいものにはトゲがある!?

まずはゆずの収穫の方法などを教えてもらいます。といっても、収穫方法は簡単で、はさみで切るだけ。ただ、実が小さかったり、一部分が腐ってたりすると商品にならないので、選び方がポイントになりそうです。

こんな感じで腐っているものは、残念ながら売り物にならないそう。では、どうしてこんな風に一部分が腐ってしまうのか?という理由は……

ゆずに生えてるトゲ!

ゆずにトゲが生えてるって知りませんでした。このトゲが実に当たると、どうしても腐ってしまうんだとか。

このトゲ、摘み取る時も注意が必要。さらに言うと、枯れたトゲをうっかり踏むと靴底を突き破ることもあるそう……。

ゆずの収穫体験ってレベル高っ!
初心者なんだけどいけるか?

と若干不安になりつつも、説明も終わって早速収穫へ!(習うより慣れよ!)

トゲ対策として厚手の皮手袋を着用します。この皮手袋と、摘み取り用のハサミは、美都森林さんが用意してくださったので、私たちはほぼ手ぶら。

でも、

やる気は持ってきた!

あつきち「行ってきます!」

見てください、この笑顔。トゲへの恐怖心とか、心配そうな表情とか一切ありません。

とりあえず収穫は彼女に任せておきます。

真っ青な秋空の下でゆずを収穫。爽快だ~

この日はまさに秋晴れといった陽気。なんだかゆずの実も元気いっぱいです。

今回収穫するゆずは、実際に加工されて美都町の特産品として販売されるとのことで、参加者の方もやる気いっぱい。自分たちが収穫したものが販売されるのってうれしいですね~。

あつきち「どれがいいかな~。これかな~?でもこっちの方が大きいな。あ、でもやっぱり…(以下、無限ループ)」

いしやん「はよ、とって」

人生初のゆずの収穫に興奮するあまり、作業が進まない……。

あつきち「見て!かわいくないですか~!? いいにおいする!」

人は楽しいが過ぎると、語彙力がなくなるようです。

どのゆずをとればいいか?というのは、慣れるまでは見極めが難しかったものの、その都度、美都森林さんが丁寧に教えてくれました。助かります!

収穫体験の会場となったこちらのゆず畑。実は耕作放棄地を活用した畑。

美都森林さんでは「農業が廃(すた)ると地域が廃(すた)る」をコンセプトに、耕作を断念した農地を借り受け、美都町特産のゆずや蕎麦を栽培しています。どれも無農薬栽培なので、体にも安心。

今回の収穫体験は初めての試みだったそうですが、どのスタッフさんも丁寧に教えてくれるし、参加者の人もみんな温かいし、天気もいいしで、超気持ちいい空間でした!

会話したり、協力プレーで収穫したり

収穫体験はおおよそ2時間。特に収穫量の目安はないので、自分たちのペースで収穫していきます。

高枝切りばさみで高い場所のゆずを収穫する人、それをキレイに整えていく人。連携してとっていくチームも。

収穫作業の合間には、参加者の方とおしゃべりも。「どれぐらいとりました?」、「どこから来られたんですか?」など、共通の目的(ゆずの収穫)をしているだけあって、不思議と会話も弾むようです。

こういった他愛もないの~んびりとした時間も、収穫体験ならではの醍醐味かも。

益田市在住の方からは、オススメのゆずレシピも教えてもらいました!(実際に作ってみました。その内容は記事ラストで)

収穫中、「ゆずの葉っぱがかわいい」と話題にあがりました。確かに、葉っぱが2つ繋がっていて、これは収穫体験に来ないと見られないものかも。

↓↓↓

―開始から1時間半経過。そろそろ終わりの時間

そういえば、あつきちをほったらかしにしていたと気が付き、様子を見に行くと

いしやん「どう?けっこうとれた?」

あつきち「……」

いしやん「イイ感じ?」

あつきち「……(黙々と作業)」

楽しそうで何より!

作業終了!お土産もいただきました~!

開始から約2時間。あれだけ実っていた黄色いゆずも、みなさんの連係プレーもあり、すっかり丸裸!

すっかり慣れた様子のあつきち。初挑戦でも、これだけたくさん収穫できました!

これがこの後、加工されてお店に並ぶことを考えると感慨深いですね。おいしいゆず製品になって、おいしく食べられてください!

記念に美都森林さんと写真をパチリ。ゆずの収穫体験、ゆず20個のお土産付きで、しかも参加費はたったの100円(保険代)。気持ちのいい朝時間が過ごせて、大満足でした。

みなさん、ありがとうございました!

道の駅で提供されてた「ゆずそば」でひと息

「道の駅でゆず製品いろいろ売ってるし、今日はゆずのフェアもやってるから、良かったらのぞいて見て」とのことだったので、せっかくならと帰る前にもう一度、集合場所の『道の駅サンエイト美都』へ。

『道の駅サンエイト美都』では、ゆず製品がいろいろ売ってました。ドリンクにプリン、さらにはいなり寿司などなど。種類も豊富で、お土産にピッタリな加工品もあれこれ揃っています。

近くには『美都温泉』もあるので、お土産買った後にひとっ風呂あびて帰るのもいいですね~。

ちょうどお昼時だったので、ランチも道の駅でいただくことに。あつきちも私も期間限定・数量限定と書かれていた「花ゆず豚そば」(780円)をオーダー。

見た目からしていい香り。そばを持ち上げる度に、ゆずのほんのり甘い爽やかな香りが鼻をくすぐります。そばも噛むほどに風味が広がって美味。最後の汁一滴までおいしくいただきました。

何から何までごちそうさまでした!

【おまけ】収穫したゆずの後日談

あつきちから収穫したゆずの料理写真が送られてきました。

当日、出会った方からオススメされたレシピで「ゆず味噌」を作ったみたい。なんとゆずを13個も使用した贅沢な一品。濃厚で香りも良く、メチャクチャうまかったらしい。

体験後も楽しめるのは“収穫体験イベント”ならではの魅力ですね~。ほかでおもしろそうなイベントを見つけたら、また行ってみたいと思います!

ふるさと島根定住財団HP「しまっち!」とは?

今回、「ゆずの収穫体験」イベントを見つけたのは、ふるさと島根定住財団の新しいHP「関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」。

「しまっち!」は自分なりのペースや参加方法で、島根の人・まちと交流できるポータルサイト。

現在、イベント・プログラムなどに参加する「サポーター」に加え、プログラムの主催者・地域団体などの「オーナー」も募集中みたい。興味がある方はHPをのぞいて見て!

HPはこちら》関係人口マッチング・交流サイト|しまっち!

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

★あなたからの情報提供お待ちしてます!

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この記事を書いた人
編集部いしやん

タウン情報ラズダ編集部

編集部いしやん

島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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