気になる子どもの視線・目つき。それは親の顔見たさゆえの行動かも【藤原さんの育児学Vol.61】

レインディア藤原さん
レインディア藤原さん

【実際にあった相談】子どもの責めるような視線が気になるのですが・・・

みなさんこんにちは。

新年が始まり、春を迎える準備が始まってきましたね。今年は、年始から「もくレン」の新規契約&配達があり、経営者としてうれしい仕事スタートでした。

コロナ禍で大変な時代、当店を、そして弊社のサービスを覚えておいていただいて本当にありがたいです。今年一年も頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。

さて、今回のコラムは子どもの「視線」について書いていこうと思います。

昨年末、あるお母さんから「子どもが私を責めるような目で見るのです。」と相談が寄せられました。

子どもはまだ生後7ヶ月頃の赤ちゃん、お座りが始まった頃の段階です。抱っこして欲しいのか、何かを食べたいとか飲みたいなのか、眠たいのか、何を訴えているのか分からず、母親としての自信をなくすとの事。

さて、みなさんならどのようにアドバイスしますか?

世のお父さん方、妻がこういう話をしたら、どう対応すると思いますか?

子どもの目線・目つきがキツくなるのは「親の顔を見たい!」から

育児をしていて辛くなる理由のひとつに、この子どもからの「視線」があり、ほとんどの場合、視線の意味を勝手に悪く解釈しています。

2才や3才の子に対しても、「何、その反抗的な顔は!」、「ちゃんとこっち見なさい!」などと叱ってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?

子どもの目は大きくクリクリで、かわいい反面、お喋りができないので、口ほどに物を言っているように受け止めてしまいます。

しかし、子どもがママや大人を疑う事などあり得ません。

お喋りができない事からも分かるように、子どもはまだ表情筋を上手くコントロールできていません。感情を隠すどころか、表情を作ったり、保ったりする事を練習している段階。

そのため、ママの顔を見るのにも、目の周りの筋肉を総動員していきます。

動く物を捉えたり、遠近感を捉えたり。色を理解しはじめ、ピントが合っていく課程では、目をコントロールするために力が入った表情になってしまいます。結果的に出たその表情で、ママは責められていると感じてしまう訳です。

この生後7ヶ月の赤ちゃんを連れたお母さんへの私のアドバイスは、

「お子さんは、今ようやく生まれて初めてママの顔をハッキリ、クッキリ見えるようになった段階です。うれしくてママの顔を覚えようと必死になって見ている訳で、決して責めているのではありません。逆に、自分のママはこの人だ!と、この人を見て育つのだ!とママを認めた行動だと思いますよ。だから、何かをして欲しいとか何かが不安だという問題ではなく、お子さんの方を見て話かけてあげてください。歌でも絵本でも適当な作り話でもかまいません。次はママの声を覚えたいはずですよ。」

と伝えました。次の瞬間からお母さんの表情がグッと柔らかくなって、私も安心しました。

この様に、一日中赤ちゃんと一緒に居ると、子どもの正常な成長でさえも不安要素になってしまう場合があります。

前回のコラムで、親の育児の知識が足りないと書いたのは、知らないがために、苦しんでいるお母さん・お父さん方がいる現状があるからでもあります。

子どもの視線が気になる、それは自分の心に余裕がなくなってきているサインかも

2才や3才、4才や5才の子どもでも視線は多くを物語ります。

例えば、女の子ではひとりで遊んでいても「自分が見られているか?」を確認するように、その場にいる人へ頻繁に視線を移します。その一瞬に目を合わせてあげると、安心して遊びを続けますが、見られていないと寂しさを感じてしまいます。

男の子は、遊んでいる時に大人の視線をあまり気にせず、自分の興味対象に視線が向かっていきます。視線を見れば、どこに行くか予測できますね。

叱られた時、女の子はすぐに察知して目を逸らしますが、男の子は親の言っている意味を理解しようと顔を見てきます。

大人は、子どもの心の奥を分析しようと、いろいろな事を推測しますが、子どもの心は無の状態になっている事が多く、それが親の混乱の原因にもなっているようです。

「子どもは親の鏡」と言いますが、子どもの表情が硬いなと感じたら、自分自身の心の余裕がなくなってきているサインかも。

そんな時は、にらめっこなどして、他愛の無い事で笑ってみましょう!

子どもを疑っても何も良いことはないですから、愛するわが子を信じてあげてくださいね。

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
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この記事を書いた人
レインディア藤原さん

Reindeer 代表取締役社長

レインディア藤原さん

北欧インテリアショップ『reindeer』、木のおもちゃのレンタルプログラム「もくレン」などを運営。中海テレビ「県議熱中討論」コーディネーター、よなご宇沢会幹事も務める。幼稚園や保育園、市町村の子育て支援センターなどで育児講演を行う。乳幼児の育児相談から不登校問題もお気軽にどうぞ! いつも作りかけのお店はまさに秘密基地、まずは自分でするのが藤原流であり、北欧から学んだこと。お喋り大好きな二児の父です。

最近では、米子市岡成で子育て支援プロジェクト『コーセリ』の代表理事を務めています。私は子どもが生まれる前の妊娠期から、子育てや子どもの発達について学びながら準備をしていくことが、子育ての不安を減らすうえで大切と考えています。そのような視点から、子育て世代の親を対象としたセミナーを企画・開催しています。また、子どもと一緒に参加できる体験教室やイベントなども行っています。

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