和紙染め体験も。女性漉き師が広瀬和紙工房『紙季漉』をオープン

編集部かの
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安来市の伝統工芸・広瀬和紙を今に伝える工房『紙季漉』

広瀬和紙の工房『紙季漉(しきろく)』が誕生したのは安来市広瀬町布部。『加納美術館』をさらに奥へ5分ほど行ったところです。

広瀬和紙のショップが先に営業をスタートし、その後、和紙作りに必要な機械が揃ったことで、工房全体がついにオープン。

今回は工房ができる前に、先にできたショップへお邪魔してきました!

6代目として「広瀬和紙」を継承

『紙季漉』のオーナーは、境港市出身の和紙職人・大東(おおひがし)由季さん(27歳)。

京都の伝統工芸大学校を卒業後、浜田市で石見神楽の衣装などに使う和紙の制作に3年間従事。その後、広瀬和紙5代目の長島勲氏に師事しました。

さらに3年間の修行を経て2022年、6代目として広瀬和紙を継承。

そもそも「広瀬和紙」とは?

原料は主に楮(コウゾ)や三椏(ミツマタ)。原料の繊維質を生かしたざらりとした手触りや、破れにくさが特徴。手作りのため、お客さんの要望に合わせ、きめ細かく調整が可能。

■「和紙」の可能性を感じる小物にも注目!

和紙と聞くと、思いつくのは便せんや封筒といった紙製品ばかり。

ですが実は、和紙の使い道っていろいろあるんです!

名刺入れやコースター、アクセサリーなど、普段使いできるアイテムがいっぱい。さらに最近では、マスク入れやルームランプと、若い女性ならではの視点を生かした新しい和紙アイテムが続々と誕生中!

名刺の製作もされていて、自分で和紙の色など選んでオーダーメイドの名刺を作ることも可能。

和紙の名刺入れから、オリジナル名刺を手渡せば、きっともらった人の印象にも深く刻まれるはず!

和紙染めや和紙張りなどの体験イベントも

7月からは、和紙を染めたり、和紙を張ったりできる体験イベントもスタート。さらに秋からは、紙漉きの体験も始まるそう。

和紙もいろんな色や使い方があって、子どもから大人まで楽しめそうですね!

体験は予約制なので、インスタグラムのカレンダーを事前にチェックして、電話かインスタグラムのダイレクトメッセージから予約しましょう。

和紙作り体験、この夏の思い出作りにいかがですか???

  • 和紙染め体験…10時~、1300円
  • 和紙張り体験…14時~、500円

※全日予約制、各定員4名

広瀬和紙 紙季漉

ヒロセワシ シキロク
電 話:0854-26-4816
住 所:島根県安来市広瀬町布部1704-2[MAP]
営 業:10:00~16:00
休 み:不定休(平日は工房作業、土・日曜は店舗営業)
駐 車:あり
情 報:Instagram

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

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編集部かの

タウン情報ラズダ編集部

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食べることとカメラに夢中で、週末は美味しいものを食べに行くか写真を撮りに出かけまくっている。

新しい場所や定番スポットから、その辺の路地裏や穴場スポットまで、調べて気になった場所にはとりあえず行ってみるのがモットー。しかしキラキラしたこと・ものが苦手なためか、写真のトーンは暗めになりがち…。

特技は路地裏に住む野良猫と友達になること(らしい)。

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