益田市で「防災×自然遊び」イベントの助っ人へ。ためになる話もいっぱい

編集部いしやん
編集部いしやん

「防災」を取り入れた自然遊びイベント@益田市に編集部がお手伝いへ

みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部いしやんです。

今回もラズダのネタ元「しまっち!」で、「外あそびごはんの会inみと自然の森」お手伝いスタッフ募集を見つけて参加してきました!

会場は、益田市美都町の山中にある『みと自然の森』。すぐ近くを川が流れる、自然美あふれるアウトドア拠点です。

「外あそびごはんの会inみと自然の森」当日の主なプログラムはこんな感じ。

  • 焚き火体験
  • 焚き火でご飯を炊こう
  • お昼ご飯タイム
  • 水辺の生き物観察&水遊び!

今回は子どもたち主役のイベントで、親子参加も多数。私はその見守り隊・サポーターとしてお手伝いに。

今回のイベント、実は「防災」がひとつのテーマ。

空き缶を使ってご飯を炊いたり、落ちているものを使って焚き火したり。子どもだけでなく、参加した大人も楽しいし、ためになる時間でした!

まずは焚き火体験。意外とムズい

オリエンテーリングを済ませた後、A~Fのグループに分かれて、焚き火の準備。

「スタッフで参加したけど、焚き火したことない・・・」と内心、冷や汗の私。けど、講師の方がいました!

益田市内のアウトドアショップ『アウトドアベース Sunpo』の積田さんから、道具の使い方、火起こしのポイントなどのレクチャーを受けます。

焚き火の流れはザっと、

  1. 焚き火台を組み立てよう
  2. ファイヤースターターを使って火をつけてみよう
  3. 焚き火の材料を集めてこよう
  4. 集めた材料を焚き火台に置いていこう
  5. 火を起こして焚き火に挑戦!

といった具合。文字で書くと簡単そうに見えますが、やってみると難しいポイントも。

焚き火台を組み立てたら、次に「ファイヤースターター」と呼ばれる道具で火花を起こしてみます。

「ファイヤースターター」はマグネシウムなどでできた金属の棒を、ストライカーという火打石でこすって、火を起こす道具のこと。これ優れもので、なんと水にぬれても使えるんです!

アウトドアはもちろん、災害時用に持っておいても良さそう。

子どもたちがメインの今回のイベント。中々、火花が出ないお子さんには、各グループに振り分けられたサポーターさんがアドバイスします。

といっても案外、子どもたちはサクサク火花を出していて、むしろ大人が苦戦するシーンも・・・(笑)。

テストが終わったら、焚き火で燃えそうな枝や枯れ葉などを採集。

「これ燃えそうかも!」、「葉っぱはカサカサのがいいよ~」など、子どもたちと会話をしつつ、一緒に拾っていきます。集めたものは、小さい葉、鉛筆の芯ぐらいの細い小枝、それより太い枝にグループ分け。

集めたら焚き火台に、小さいものから順に置いていきます。

そしていよいよ・・・

!着火!

あれ?
んん~?

がつかない・・・!

そう、簡単に火がつくと思ったら中々、火がつかないんです。ということで、講師の積田さんはじめ、サポーターのみなさん、保護者の方も一緒になって、あれやこれや調整。

すると・・・

!火がついた!

焚き火に火がつくと歓声が上がります。悪戦苦闘した火起こしも何とかクリア!

この後は、みんなで用意しておいた、飯ごうでのご飯炊き。焚き火の上にのせてコトコト。

(飯ごう炊飯なんていつぶりだろう・・・)

防災イベントらしく、空き缶を使った飯ごうも。サイズ感的にはちょうど一人分が食べられる感じ。

「焚き火」といえば、アウトドアを象徴するモノのひとつ。けれど、「防災」の視点でも重要ですよね。温かいご飯は、それだけで心が休まるだろうし、暖もとれる。

焚き火をきっかけに、見ず知らずの人と会話ができるかもしれませんし。知っておいて損はない、サバイバルテクニック!

マシュマロ、ソーセージと飯ごう炊飯。森の中でお昼ご飯タイム

ご飯が炊けるまでの間、子どもたちはマシュマロを焼いたり、ソーセージを焼いたり。

もちろん、私もいただきました!

子どもたちに交じってマシュマロ焼いたり、ソーセージを炙ってパクついたり。

ここまでの様子から「いしやん、働いてんの?」と突っ込まれそうですが、サポーターのメインの役割は見守り。

子どもたちが苦戦しているようなら助言を出し、子どもたちが危険な場所へ行かないよう、危険な事をしないか見守るのが役目。

今回のイベントを主催したのは、益田市を中心に活動している特定非営利活動法人「石西防災研究所」の伊藤さん。

普段は防災の普及啓発、自然体験会、有害生物対策の活動をされています。その中の中心活動のひとつが、子どもたちを対象とした防災イベント(通称:防災キャンプ)。

伊藤さんいわく「防災とは、生きるすべを身に着ける」こと。

今回の楽しいデイキャンプを通して、火の起こし方、ご飯の作り方、水辺の危険と楽しさ両方を知ってもらいたい。そして、子どもたちの危機管理能力を向上させ、防災力を上げていきたいと考えているそう。

防災キャンプはこれまでも複数回開催されていて、毎回、地域内外から助っ人が参加。

今回は浜田市の県立大学の学生さん3名をはじめ、講師の方を含めて10名の助っ人が参加されていました!

助っ人といっても、子どもたちの見守り役。子どもたちとコミュニケーションをとりつつ、成功体験を一緒に分かつパートナーみたいな感じですね!

むしろ、子どもたちのやる気に、私たち大人がパワーをもらう場面も(笑)。

ラストはみんなお待ちかねの水遊び時間

お昼ご飯が終わったら、いよいよ水遊びタイム。防災イベントらしく、着替えスペースは災害時に使用するテント。

災害時には、避難所で間仕切りなどとして使われるモノみたい。

水を得た魚とはまさにこのこと。水に入るなり、子どもたちのテンションはMAXに!

美都町の自然豊かな場所に流れる川だけあって、自然観察もはかどりますね。

ジーっと水の中を観察する子どもたちの姿もチラホラ。サポーターのみなさんは、子どもたちが危険な場所へ行かないよう気を付けつつ、一緒になって水遊び。

10時から始まった防災イベントもあっと言う間に終了。何気ないアウトドアの遊びの中に、防災・災害時のノウハウがあれこれ入っていて、楽しみながら学べました。

今回のイベント、リピーターのお子さんも何人かいましたが、参加したくなる理由が分かった気がします!

今回は日帰りの防災デイキャンプ的なイベントでしたが、泊まり形式の防災キャンプも精力的に開催されています。

最新情報は「石西防災研究所」HPをチェックしてみてくださいね。

参加されたお子さん&保護者さん&サポーターのみなさん、お疲れさまでした!

ふるさと島根定住財団HP「しまっち!」とは?

今回のイベントを見つけたのは、ふるさと島根定住財団HP「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」。

「しまっち!」は自分なりのペースや参加方法で、島根の人・まちと交流できるポータルサイト。

現在、イベント・プログラムなどに参加する「サポーター」に加え、プログラムの主催者・地域団体などの「オーナー」も募集中みたい。興味がある方はHPをのぞいて見て!

HPはこちら》しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!
 

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この記事を書いた人
編集部いしやん

タウン情報ラズダ編集部

編集部いしやん

島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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