愛犬と楽しむ大田市・温泉津のレトロ散歩旅

DAIKI TAKEUCHI
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世界遺産の港町で、まち歩きと海釣りを満喫!-大田市温泉津

こんにちは、タケcampです!

今回は、僕の相棒・愛犬の福と一緒に、島根県大田市にある温泉津(ゆのつ)へ出かけてきました。

温泉津は世界遺産・石見銀山の構成資産に登録されている港町。歴史とレトロな雰囲気がギュッと詰まった癒やしエリアなんです。

ただ歩くだけでワクワクする古い町並み、のんびり楽しめる海釣り体験。そして最近ハマっている「レトロ写真風」の撮影もバッチリ楽しんできました!

レトロと人情が息づく「世界遺産の温泉街」

温泉津(ゆのつ)は、江戸時代に石見銀山の積出港として栄えた歴史ある港町。

今も江戸から大正期にかけて建てられた木造建築が町のあちこちに。まるでタイムスリップしたような感覚を味わえます。

なんとこの町、温泉街としては日本で唯一「重要伝統的建造物群保存地区」に選定!しかも、ユネスコ世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として登録されている、全国的に珍しいエリア。

温泉も素晴らしく、鉄分を豊富に含んだ塩化物泉で、体の芯までポカポカ。地元の方が通うレトロな共同浴場が2ヶ所あり、まさに湯治のまちの風情をそのまま残しています。

JR温泉津駅から歩いてすぐ、海が広がる港町エリアへ。

日が傾き始めたころ。福と一緒に訪れると、夕暮れの光に包まれた町は、いっそうノスタルジックな表情を見せてくれました。

海を見つけた瞬間、福は大はしゃぎ!

勢いよく波打ち際まで駆け寄って、じゃぶじゃぶと海水に浸かって、小さな海水浴を楽しんでいました(笑)。

町の路地では、すれ違う地元の方々が「かわいいねぇ」と福に声をかけてくれて、僕もついほっこり。

細い路地の先には、木造の旅館や町屋が静かにたたずむように立ち並びます。

旅の思い出に、町家の前で愛犬と写真を撮るのもオススメですよ。インスタントカメラ風のフィルム加工が、レトロな風景にぴったりハマります!

温泉津は、観光地として華やかではないかもしれない。けれど、だからこそ心にしみる、やさしい風景と人の温もりがあります。

福と一緒に、私は何度でもこの道を歩きたくなりました。

初心者OK!温泉津港で気軽に釣り体験!

今回、温泉街から徒歩で行ける「温泉津港」で釣りに挑戦してみました。

ここは地元の釣り人から人気のスポットで、初心者も気軽に楽しめるのが魅力!

使用したのは、100円ショップでそろえた竿・リール・サビキ仕掛け。エサは常温保存ができるアミエビ。

合計1500円ほどで手に入る、手軽さがうれしいセットです。

港の堤防は広く安定しているので、ファミリーやワンちゃん連れでも安心。

釣りを始めて10分経たないうちに、小アジや小サバが次々にヒット!あっという間に10匹以上釣れちゃいました。

その中の数匹をエサにして、次は大物狙いへ・・・。

釣れた!32センチのオニカサゴ!

サバをエサに堤防から仕掛けを投げ込み、しばらくすると・・・

「ズンッ!」という重みが手に伝わり、釣り上げたのはなんと32センチの「オニカサゴ」!

見た目はちょっとゴツいけど、お刺身や煮付けにすると絶品といわれる高級魚!(背びれや胸びれにある毒針にふれないよう要注意です!)

さすが、釣り人から人気の釣りスポットでもある温泉津港。

こんな大物が簡単に釣れるとは・・・!

「これ、食べられるの?」と不思議そうに見つめる福の表情も、思わずパシャリ。

釣りを通して、こんな風に愛犬との特別な時間が生まれるのも、温泉津の魅力のひとつです。

銀の歴史が残る「鞆ケ浦」へ

翌日には、温泉津から車で10分ほどの距離にある「鞆ケ浦(ともがうら)」へ。

石見銀山と深い歴史的つながりを持つ、もうひとつの世界遺産です。石見銀山で産出された銀は、当時ここに陸送され、船に積み込まれて海外へ輸出されていました。

世界遺産センターのサテライト施設『鞆館(ともかん)』には、当時の暮らしぶりを再現した展示が多数。

子どもから大人まで学びながら楽しめるスポットです。

鞆ケ浦の歴史や銀山街道をわかりやすく伝える資料館『鞆館』。

明治〜大正期の民家を復元した建物などについても学べ、歴史好きの方にとっては必見のスポットです。

石見銀山世界遺産センターサテライト施設「鞆館」

イワミギンザン セカイイサンセンター サテライトシセツ トモカン
電 話:0854-88-3450
住 所:島根県大田市仁摩町馬路205 [MAP]
開 館:9:00〜17:00
料 金:入館無料

休 み:12〜2月
情 報:HP

釣りを楽しむために、マナーをしっかり守ろう!

気軽に楽しめる釣りだからこそ、マナーと安全にはしっかりと配慮を。

  • ゴミ(針・糸・エサ袋など)は必ず持ち帰る
  • テトラポットは滑る危険があるので近づかない
  • 給油所や漁船の作業スペースでは釣りをしない
  • 漁業権のある貝や海藻は採らない

みんなが気持ち良く釣りを楽しめるよう、基本的なルールを守ることをお忘れなく!

さぁ、ノスタルジックな温泉津へ行こう

温泉津は、観光地としての派手さはないけれど、だからこそ心にじんわり残る風景と出合える場所。

福と一緒に歩いた路地、釣り場で交わした会話、地元の人の笑顔。どれもが旅の宝物です。

次の休日、あなたも大切な人やペットと一緒に、世界遺産の中にある港町をのんびり歩いてみませんか?

温泉津には、きっと新しい時間の流れ方が待っています。

温泉津観光案内所ゆう・ゆう館

ユノツカンコウアンナイジョ ユウユウカン
電 話:0855-65-2065
住 所:島根県大田市温泉津町温泉津イ791-4 [MAP]
営 業:【3~11月】8:45~17:30【12~2月】9:15~16:30
休 み:年末年始
駐 車:7台

情 報:HP

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

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この記事を書いた人
DAIKI TAKEUCHI

ラズダlocalライター

DAIKI TAKEUCHI

旅とキャンプと犬を愛する舞台俳優。石見地域を中心に文化事業を行う「IWAMI ARTS PROJECT」代表。総フォロワー10万人の動画クリエイター「タケcamp」としても活動中。

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