島根県で一番大きな木がコレ【山陰フォト散歩】


幹が太い!島根県で一番大きな木「池村のクスノキ」
どうもこんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部べーやんです。
山陰のみなさん、「島根県で一番大きな木」ってどこにあるかご存知ですか?
実は私も最近知ったのですが、津和野町にあるクスノキだそうです!
デ、デカい!
下から見上げると、すごい迫力!これまで見たことがないほど幹の太さ!
「この木なんの木~♪」とつい歌いたくなる完璧なビジュアル。すぐにでもCMに出られそう!
「池村のクスノキ」の場所、アクセス
「池村のクスノキ」の住所は、島根県津和野町池村1536。『道の駅 シルクウェイにちはら』から車で約5分。
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すぐ近くに駐車場が8台分あります。
樹齢約450年!圧巻のスケールを誇るクスノキ
樹齢は推定450年以上を数える巨木「池村のクスノキ」。
樹高は約35メートル、幹周りはなんと約12.5メートル!南北に約42メートルもの枝を広げ、津和野町の静かな集落で、圧倒的な存在感を放っていました。
到着前、遠目から見て「あの木で間違いない!」と分かったほど。
戦時中は、伐採しようとする業者と、地元保存会の間で激しい攻防があったそう。
一時は伐採されそうになったものの、昭和18年に国の天然記念物に指定。伐採の難から逃れたそうです。
その後、制度見直しにあたって一度は指定解除されるも、昭和33年には県指定文化財に、2012年には改めて国の天然記念物に指定されました。
近くには「頭上枯枝 落下注意」と書かれた立て看板。
風が吹けば、木の上部から枯れ枝が落ちてくることがあるそうです。これもまた巨木である証ですね。
長~く伸びた枝が、地面に到達している・・・!
根元に立っていると、なんだか木製のドームの中にいるような感覚に浸れます。
大元神社跡に残された神木
道路側から裏手に回ってみると、古い鳥居を発見!
なぜこんなところに鳥居が・・・?
すぐに調べてみると、「池村のクスノキ」がそびえ立つこの場所は、かつて「大元神社」という社が鎮座していたとのこと。
ココは神社跡地だったのですね!
明治44年(1911)、近くの『三渡八幡宮』へ合祀され、社殿は姿を消したそうです。
つまり「池村のクスノキ」は、大元神社の名残として存在している樹なのですね。
神社はなくなったものの、このクスノキは“神の宿る木”として今でも崇められているそう。
涼しい風が吹き抜ける東屋でひと休み
クスノキの横には東屋が設置されていました。巨木を眺めながらひと休みできます。
青空のもと、ゆるやかな風が吹くこの場所で、のんびりとおにぎりでもほお張りながら、時を過ごすと気持ち良さそう。
津和野町の静かな里山に佇む「池村のクスノキ」。常緑樹なので、いつ訪れても変わらぬ姿を見せてくれます。
正直、植物に対して関心が薄かった私ですが、さすが県下最大級の巨木。眺めるだけで癒やされ、そばに立つだけで心が解ける巨木のパワーなるものを実感できました。
派手な観光スポットではなくとも、心を落ち着けてのんびりできる場所。近くへ行った際には足を運んでみて。
池村のクスノキ
イケムラノクスノキ
住 所:島根県津和野町池村1536 [MAP]
駐 車:8台
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この記事を書いた人

タウン情報ラズダ編集部
編集部べーやん
山陰のタウン情報誌「ラズダ」の編集者。出雲市佐田町出身。
新しいラーメン屋には行かなきゃ気が済まないィィ性格(だそう)。
超ローカルYouTubeチャンネル「Lazuda TV」の立ち上げから、企画・編集・出演を務めています!
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