社がない神社!?ご神体の巨岩を祀る出雲市『立石神社』


巨大な岩がご神体!出雲市のパワースポット『立石神社』へ
みなさん、こんにちは!
神社といえば、立派な社殿を思い浮かべる人が多いと思いますが、今回紹介するのは、“社がない”神社。
出雲市坂浦町にある『立石神社(たていわじんじゃ)』は、ドーンとそびえる巨大な岩がご神体の知る人ぞ知るパワースポット。
松江市から車で40分ほど、山あいの静かな場所に鎮座する巨岩。地元では、神の宿る岩「たていわさん」の愛称で親しまれ、雨乞いの神様として古くから信仰されているそう。
『立石神社(たていわじんじゃ)』の案内板によると、ご祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)の孫神、多伎都比古命(たきつひこのみこと)。
社はなく3つの巨岩そのものがご神体で、なんと最大高さ12.7メートル、最大幅36メートル!
平成24年には「出雲市地域が誇る観光スポット」として認定されました。
実際にこの目でそのスケールを確かめるべく、いざ『たていわさん』へ!
『立石神社』の場所
『立石神社』の住所は、島根県出雲市坂浦町1503。
『立石神社』の駐車スペースは、道路の脇に3台ぐらい駐車できる広さ。
車をとめて道路を渡り、参道降り口から下りて行きます。
静かな森の中へ
参道降り口から、静かな森の小道を下って行きます。
ゆるやかな坂道になっていて、左右にはスラッと伸びた木々が立ち並び、まるで自然の回廊を進んでいるかのよう。
木漏れ日が揺れる静寂の中を、どんどん奥へと進んで行きます。
少し歩いた先で、右側にドーンとそびえる巨木を発見!思わず足を止めて見上げてしまいます。
幹や枝のうねりは、ヤマタノオロチを思わせる迫力!「自然ってスゴイなぁ」と、しみじみ感じさせてくれます。
この辺りから足場がゴツゴツしてきて、歩くのがちょっと大変なところも。
さらに進んでいくと、右手に大きな岩を発見。もしや、これもご神体の一部でしょうか・・・?
しばらく行くと、広場のような場所で行き止まりに・・・。ふと右を見ると、木立の先に巨岩の姿を発見!
神が宿る岩『たていわさん』
↑の写真だと少し見えづらいですが、木立の向こうに大きな岩を確認できます。
静かな森の中で放たれる、ひと際大きな存在感。社殿はなく、しめ縄で祀られている自然の社。これぞまさしく『たていわさん』!
木漏れ日がやさしく差し込み、光と影に包まれる神域。
さらに近づいてみると、木の根が強く張り出し、自然の息づかいを感じさせます。
元々はひとつの巨石だった?
中へ入ると、思わず息をのむほどの大きさ。目の前にそびえる力強い姿に、ただ圧倒されます。
古くから人々が「神の宿る岩」として信仰してきた理由が、ココに立てば誰もが納得せざるを得ないでしょう。
高さ10〜12メートルの3つの巨岩がご神体。かつてはひとつの岩だった可能性があり、現在は割れて3つになっているとのこと。
だとすると、ものスゴイ迫力・・・!
太陽の光で神々しく存在する姿に、自然と手を合わせたくなります。
毎年9月の第1日曜には、家内安全と無病息災を祈願する例祭が行われているとのこと。
自然の力と古くからの祈りに出合える最強パワースポット『たていわさん』。
県外からもたくさんの方が訪れているそうで、その数は年間およそ2000人にのぼると言われています。
出雲を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。
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