祖母への想いを形に。浜田市『齋藤アルケン工業』が紡ぐカステラ「昭和百華」が全国へ

しょこ
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浜田市生まれのカステラ「昭和百華」が全国販売スタート

昭和元年からちょうど100年目にあたる今年。島根県浜田市から新しい贈り物が生まれました。

その名は、金箔付き・桐箱入りの高級カステラ「昭和百華(しょうわひゃっか)」

老舗和菓子店と手を取り合い、職人の手焼きで仕上げた一本には、「ありがとう」を届けたいという想いが込められています。

「おばあちゃん、ありがとう」

そのひと言を、どうしたらもっと丁寧に伝えられるだろう?

そんな小さな問いから、カステラ作りは始まりました。

介護の現場から生まれた“感謝のカステラ”

『昭和百華』を手がけたのは、浜田市で介護事業を営む『齋藤アルケン工業』の代表・齋藤憲嗣(さいとうけんじ)さん

きっかけは、介護の現場で日々接する高齢者の方々との出会い。昭和を生き抜いた人たちの話を聞くたび、「この方々のおかげで、今の日本がある」と感謝の思いが膨らんでいったといいます。

その想いの根底には、昭和元年生まれで、今年100歳を迎える齋藤さんの祖母の存在。

幼いころ、祖母が紅茶と一緒に出してくれたカステラの甘さは、今も記憶に残っているそう。

「懐かしいあの味を、もう一度届けたい」との思いが、“感謝を形にするカステラづくり”の出発点に。

非効率を貫いた手焼き製法で昭和の味を再現

齋藤さんに協力したのは、明治34年創業の和菓子店『錦榮堂(きんえいどう)』。かつて、昭和天皇にカステラを献上した歴史ある老舗です。

卵がカステラ全体の70%を占める生地を、職人の手で泡立て、気泡が壊れないよう丁寧に焼き上げる「手焼き製法」を守り続けています。

製造工程では、低温でじっくり焼き上げ、ザラメの味を落ち着かせるために2日間寝かせるそう。

機械化や大量生産が当たり前の時代、本物の味を守るために“非効率”を貫くのが『錦榮堂』。

カステラはしっとりとした口どけと、ほのかな香ばしさが特徴。懐かしい甘さが、ひと口で心をやわらかくほどいてくれます。

添加物は使わず、人工着色料や防腐剤も一切なし。

焼きたての風味をできる限り保つため、真空包装で丁寧に包み込まれています。

製造日から約15日間は、香りや味わいを変えることなく楽しめるそう。

贈る人も、贈られる人も、心温まる時間を

カステラ「昭和百華」は、1.5斤サイズ(1万800円)。ECサイトで購入でき、全国発送可能。

金箔をあしらい、桐箱に収めるなど高級感があるひと品。

普段、中々言葉にできない「ありがとう」や「おつかれさま」を、上質なおいしさとともに贈ることができます。

“昭和100年”に贈る、100年分のありがとう

昭和元年から100年目となる今年、齋藤さんはこのカステラを「100年分の感謝と敬意を込めた贈り物の象徴にしたい」とのこと。

「昭和百華」との商品名には、「昭和を彩った一人ひとりの人生に花が咲きますように」との願いが込められています。

贈り物として、記念の日の特別な一品として、この機会にぜひ手に取ってみてください。

齋藤アルケン工業

サイトウアルケンコウギョウ
電 話:0855-22-1773
住 所:島根県浜田市下府町327-119 [MAP]
情 報:Instagram オンラインショップ

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旅と食、そして体験することが大好き!最近はセルフケアの大切さに気づき、癒し時間の模索中。皆さんに心と体が喜ぶ情報をお届けできたらうれしいです!

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