縁を引き寄せる!?大田市『佐比賣山神社』の「叶え杭」
国引き神話ゆかりのパワースポット!大田市『佐比賣山神社』の「叶え杭」
こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部いしやんです。
三瓶山の麓にひっそりと立つ『佐比賣山神社(さひめやまじんじゃ)』。国引き神話にゆかりのある、歴史深いスポットです。
そんな場所に、「良縁を引き寄せる」というパワースポット「叶え杭」があるのをご存知でしょうか?
三瓶山の麓にある“山の神様”の神社
『佐比賣山神社』があるのは、大田市三瓶町多根。どーんと三瓶山が見える、のどかな山麓エリアです。
実はこの三瓶山、昔は「佐比賣山(さひめやま)」と呼ばれていました。「出雲國風土記」にもその名前が登場していて、国引き神話の中では、大地をつなぎ止める“杭”のような山として描かれています。
その「佐比賣山」の名前を、今に伝えているのが『佐比賣山神社』。古くから三瓶山の鎮守の社とされ、創建は891年と伝わります。
ご祭神は、
- 大己貴命(おおなむちのみこと)
- 少彦名命(すくなひこなのみこと)
- 須勢理毘売命(すせりびめのみこと)
の三柱。出雲ゆかりの神様がそろい踏み。
また、この地域には、神社ゆかりの「多根神楽(たねかぐら)」が伝わっています。
明治時代に神職による神楽舞が禁止された後、『佐比賣山神社』の神職さんから地元の人へ舞が受け継がれ、今では石見神楽の原型とされる六調子の優雅な神楽として、大田市の無形民俗文化財にも指定。
日本遺産にも認定されています。
国引き神話にあやかった「叶え杭」って?
前置きが長くなっちゃいましたが、ここからが今回のお目当て「叶え杭」のコト。
境内に入ると、まず目に入るのが、素朴な石柱に願い綱や札が結ばれたスポット。これが「叶え杭」と呼ばれている場所です。
この「叶え杭」は、「国引き神話」にあやかったユニークな願掛けスポット。
ここでは、国引きの神様である八束水臣津野命(やつかみずおみづぬのみこと)を御祭神とする、出雲市『長浜神社』の「願い綱」を使います。
流れをかいつまむと・・・
- 出雲市『長浜神社』で「願い綱」を授与してもらう
- 願いごとを書き入れる
- 『佐比賣山神社』の「叶え杭」に結ぶ
というもの。これによって、願いを叶え、福をつなぎ止めるとされています。
石柱に掛かるたくさんの願い綱。
- 新しいご縁が欲しい!
- 何か新しい一歩を踏み出したい!
そんな時の願掛けにピッタリかも。1ヶ所だけでなく、『長浜神社』と合わせての参拝が必須ですし、その分、思いだって強くなるハズ!
「哲学の小道」も歩いて行って!
あちこちに、ステキなフレーズが点々と。
フフっと笑えたり、深いな~とうなずいたり。リフレッシュにピッタリな参拝ルート。行かれた際は、こちらものぞいてみて!
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部いしやん
島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部の現編集長。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な蛇年の年男。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)
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