島根旅行に外せない!出雲大社とあわせて行きたい隠れパワースポット『いのちぬしのやしろ』
“生命力”あふれる最強パワースポット!出雲大社の摂社『命主社』-出雲市
山陰地方を代表する歴史的神社『出雲大社(いづもおおやしろ)』。
日本の国土を築かれた大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀る日本屈指の古社です。
神話の時代から続く歴史と、出雲の文化を今に伝え、多くの人々の信仰を集めています。
御本殿は国宝に指定されており、日本最古の建築様式「大社造り」の最高峰とされる建物。24メートルの圧倒的な高さを誇りますが、古代は48メートルに及ぶ巨大な御本殿だったと伝えられています。
そんな御本殿参拝と合わせて、ぜひ訪れていただきたいのが今回紹介する『命主社(いのちぬしのやしろ)』。“命”を司る神様とされ、大国主大神と深い関わりを持つ隠れパワースポットです。
御本殿から少し離れた場所にあるため、実はまだ行ったことがない方が多いのではないでしょうか?
『命主社』の住所、アクセス方法
『命主社』の住所は、島根県出雲市大社町杵築東185。
正式名称は『神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)』。なんだか早口言葉のようですね!
『出雲大社』から歩いて200メートルほど。専用駐車場があるので車でも行けます。
『出雲大社』から歩いていく場合、4つ目の鳥居「銅の鳥居」の前を右に抜けていきます。
この道をまっすぐ歩いていきます。
晴れた日は、松の木の下を歩いて行くと清々しく気持ちがいいのでオススメですよ。
『出雲大社』から歩くこと約5分。こちらが『命主社』の入口です↓↓
樹齢1000年の巨大な「ムクノキ」がお出迎え
最初に目を奪われるのが、巨大な「ムクノキ」。調べによると推定樹齢は1000年以上。高さ17メートル、根回り12メートルの巨木です。
根っこは地上に2メートル近く盛り上がっていて、今にも動き出しそうな凄まじい迫力!なんといってもコブがスゴい!
1000年以上の時を生き抜いてきた力強さと、圧倒的な生命力。対面するだけで、全身にエネルギーが満ちてくる感覚。
生命力を産みだす神「かみむすひのかみ」
「ムクノキ」のすぐ後ろにあるのが、『命主社』の社殿。祀られているのは、神皇産霊神(かみむすひのかみ)。
この世が生まれた時に現れた最初の三神のうちの一柱で、宇宙の根源的な神様とされています。
古事記では、たくさんの兄弟神から何度も命を狙われた大国主大神。迫害された時に神皇産霊神が助けて生き返らせ、国づくりの事業を支えたお話があります。スゴイ話ですよね、何度も助けて生き返らせるなんて・・・!大国主大神を陰で支えた、大きな力を持つ神なのです。
だから『命主社』は命を司る神のお社なんですね。生命力をあやかれそう。
隠れた聖地『真名井遺跡』
さらに奥へ進み、『命主社』の裏側にあるのが『真名井(まない)遺跡』。
先ほどのパワフルなエネルギーとは打って変わり、こちらはひっそりとした空気感。観光ガイドではあまり大きく取り上げられませんが、実は出雲の歴史を語るうえでとても重要な場所です。
ココには、かつて大きな岩があったそう。江戸時代に『出雲大社』を造営すべく、巨岩を石材として切り出すと、下から「銅戈(どうか)」と「勾玉(まがたま)」が発見されたとか。どちらも弥生時代の祭祀に使われたとされ、この地は古くから“神の宿る岩”として祈りを捧げる場所だったようです。
ちなみに銅戈は北部九州産、勾玉は新潟県糸魚川産の可能性が高いとされ、「出雲は古代から広い地域と交流があったのでは?」と考えられています。ロマンが広がりますね。
実物は『出雲大社宝物殿』に展示。機会があればぜひ見てみたい!
宇宙の始まりに現れた三柱の神「造化三神(ぞうかさんしん)」のうちの一柱と言われている神皇産霊神。
「命をむすび、産みだす力」を持つ神として『命主社』に静かに祀られています。
そんな『命主社』は、にぎわう『出雲大社』から少し離れたこの場所で、大国主大神を陰から見守る最強のパワースポット。
『出雲大社』参拝の際には、足をのばして『命主社』で命の源のエネルギーを感じてみて。
命主社(神魂伊能知奴志神社)
イノチヌシノヤシロ(カミムスビイノチヌシノカミノヤシロ)
電 話:0853-53-3100(出雲大社)
住 所:島根県出雲市大社町杵築東185 [MAP]
駐 車:あり
情 報:HP
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