【とっとり・しまねの工務店図鑑vol.09】

食事やクリーニング、清掃からリラックスできる空間まで、様々なサービスを提供してもらえるホテルと違い、家ではそのすべてを自分でやらなくてはいけません。

小さな子どもを昼寝させながら掃除をし、夕食づくりと洗濯は同時進行。家事や育児に終わりはなく、あっという間に夜が来ます。

そんな日常に少しでも余裕を生み、豊かな時間を創りたい。千種建築の家づくりには、角田恵美専務の経験と思いが詰め込まれています。

地場ゼネコンの設計部で６年間、オフィスや店舗などの大型建築物の設計に携わっていた角田専務。

出産を機に、父が営む千種建築で注文住宅の設計を担い始めました。

活かされたのが、2LDKの団地で経験した家事と育児。随所に壁があり、子どもを見ながら複数の家事を並行できない。

買い物の荷物を収納するのに一苦労。洗濯物はリビングに運んで干していたのです。豊かな暮らしには家事がしやすい回遊動線が不可欠。そう確信しました。

施主には、早い段階で3Dパースを含めた設計図を提示。

視覚で捉えて暮らしをイメージしてもらいつつ、家に求める要素を具体的に引き出していくのが狙いです。

角田さんが最初に提案する図面には、ほぼ必ず回遊動線が描かれています。

「動線って暮らしてみないと分からないもの。当初は不要と言われていた方から、後日感謝されたことも」。

細やかなヒアリングと提案を重ねる中で、設計図のファイルはどんどん分厚くなり、数十枚になることも少なくありません。

千種建築ではほとんど営業活動を行っておらず、９割以上が紹介による案件だとか。
そんな納得できる家づくりを実現している要因のひとつが、角田さんのフットワークと快活な人柄。

打ち合わせから設計、インテリアコーディネート、時に施工管理的な業務もほぼ一人で担うため、施主と顔を合わせて意見を交わす機会も多く、完成時にはまるで親戚や旧知の友人のような関係に。

培った信頼関係が満足な家づくりにつながっています。

角田さんの祖父、千種正さんが1933年に創業。

２代目で父の勇さんは日本建築を得意とし、一時は自社で十数人もの大工や左官を抱えていました。

職人に培われた高い技術力は次世代へも受け継がれ、顧客の要望を実現する完全自由設計が千種建築の代名詞にもなっています。

角田さん自身も努力を怠らない。東京や神戸など各地の展示会などに積極的に足を運び、最新のトレンドや設備、注目の設計やインテリア、性能などをチェックします。

新たな刺激が発想を生み、個性あふれる提案へとつながっています。

ホテルライクなハイセンス空間から、スキップフロアのあるコンパクトハウス、木の温もり感あふれる暮らしまで、まさに『何でもござれ』。きっとここで夢が叶います。

高窓からの光が明るさを生むLDK

施主様の要望に沿い、風水を取り込んだ間取りを実現しました。

敷地の中心部にLDKが並ぶレイアウトでは、真ん中に配置したダイニングに光が入らないため勾配天井を採用。

高窓から明かりを取り込み、開放感も生み出しました。一方、リビング上部には間接照明を入れ、落ち着いた雰囲気も醸成。

機能性とデザインが両立する勾配天井

ダイニングへの採光を実現しようと提案した勾配天井は、スタイリッシュな外観の演出にも一役。

見る角度によってフォルムを変える洗練されたデザインが、遠くからも目を惹きます。

利便性とデザイン性を兼ね備えた玄関ポーチが、暮らしのクオリティを高めています。

暮らしが快適に！回遊動線で家事ラク

風水を意識した間取りにおいても、定評のある回遊動線を実現。

Ｉラインでつながった寝室、ウォークインクローゼット、ランドリールームにはそれぞれ２ケ所の出入り口を設け、南接するLDKへも自在に移動。

ストレスフリーな日常を生み出しました。

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有限会社 千種建築

電 話：0859-29-0862
住 所：鳥取県米子市彦名町5183 [MAP]
情 報：HP

【建設業許可番号】　鳥取県知事( 特-02)　第3290 号
【建築設計事務所登録番号】　鳥取県知事(29)　第1826 号

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