こんにちは！ 山陰のタウン情報「ラズダ」のライター・かのです。

安来市に、『レトロガラスと古道具 びいだま舎』がオープンしました。

昭和のガラスを使った雑貨やステンドグラス、古道具が並ぶ、レトロガラスの魅力がギュッと詰まった古道具店です。

『びいだま舎』は、かつて電子部品工場だった建物を改装。ガラスを使った商品や古道具が並ぶショップと、ガラス工房が一体になっています。

店主の赤尾さんは、京都に住んでいた頃に趣味でステンドグラスを制作。元々通っていた古道具店の店主さんにステンドグラスの修復を依頼され、勉強しながら修復をしていたのだそう。

ある時、知り合いのガラス店の倉庫が解体されることになり、赤尾さんはそこから大量の昭和ガラスを譲り受けました。

しばらくは手をつけずに保管していたものの、その希少性や模様の美しさを知るにつれ、「このまま眠らせておくのはもったいない」と強く思うように。

そこで、昭和ガラスを現代の暮らしに活かす制作を少しずつスタート。そうした活動が縁を結び、2025年２月、昭和ガラスや作品が並ぶ『びいだま舎』が安来の地に誕生しました。

店内には、昭和ガラスを使った雑貨を中心に、オーナメントや小さな古道具が並びます。

アクセサリーや小さなインテリア雑貨は、お家にひとつあるだけで雰囲気が変わりそう。

『びいだま舎』の最たる魅力は、「昭和の型板ガラス」を現代の暮らしに蘇らせること。

ガラスを加工し、雑貨やステンドグラス作品として生まれ変わらせています。

そもそも昭和ガラスとは、主に昭和に使われた「昭和型板ガラス」のこと。片面に様々な模様が入っているのが特徴。

かつて浴室や玄関、窓に使われていたこのガラスは、星・花・波紋など、様々な模様があります。

現在は製造していないものが多く、今では貴重な素材なんだそうです。

店内には、アクセサリーや花瓶をはじめ、レトロなガラスを使った商品がたくさん並んでいます。

光に透かすとガラスの模様がゆらめき、置くだけで空間の雰囲気をグッと変えてくれます。

工房では、昭和ガラスを使ってオリジナル作品が作れるワークショップも開催。

予約制のワークショップもありますが、「ゆらゆらオーナメント」 のワークショップは予約不要で気軽に体験が可能。

好きな模様や形のレトロガラスを選んで組み合わせるだけで、自分だけのオーナメントを作れます。

最後にご紹介したいのが、子どもの描いた絵をステンドグラスにするサービス。『びいだま舎』ならではの取り組みです。

紙のままだと色褪せや破れが心配ですが、ガラスにするとずっと飾れる記念品に。絵の線をもとにガラスを切り、色を選び、組み立てることで世界で一枚の作品に仕上げてくれます。

家族の思い出を形として残せる、特別な体験です。

懐かしいけれど新しい、そんな不思議な魅力を持つレトロガラスに出合える『びいだま舎』。

安来に訪れたらぜひ立ち寄って、光に揺れるガラスの世界や手仕事の楽しさを感じてみてください。

『びいだま舎』があるのは島根県安来市植田町346-1。

営業時間は金〜日曜の11:00〜17:00。定休日は月〜木曜と第２・４土曜です。

びいだま舎

ビイダマシャ
住 所：島根県安来市植田町346-1 [MAP]
営 業：11:00～17:00
休 み：月〜木曜、第2・4土曜
駐 車：あり
情 報：HP　Instagram

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