松ぼっくりが目印!出来立てにこだわるスイーツ店『La Pigna(ラ・ピーニャ)』-大田市

DAIKI TAKEUCHI
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松ぼっくりから始まった、大田市仁摩町の幸せスイーツ!

大田市仁摩町の観光名所『仁摩サンドミュージアム』からほど近い場所に、女性客を中心に人気のスイーツカフェがあります。

その名も『La Pigna(ラ・ピーニャ)』。イタリア語で「松ぼっくり」を意味する、どこか愛らしい響きの店名です。

店を切り盛りするのは、松浦さん。大阪で6年修行したのち、2022年に地元・仁摩町に自身の店をオープン。

店名の「ラ・ピーニャ」は、松浦さんの苗字「松」から着想を得たもの。松はイタリア語で「ピーノ」。

スイーツを扱う店として「もっとかわいらしい名前を」と考え、奥様と相談しながらたどり着いたのが「松ぼっくり」を意味する「ラ・ピーニャ」でした。

松ぼっくりは、地域によっては「幸せの象徴」とされることも。「松になるのはまだ早い。松の赤ちゃんから始めよう!」。そんな気持ちも重なって、店名は決まりました。

店内のポスター、ライト、飾りにも松ぼっくりがあしらわれ、巨大な松ぼっくりのオブジェまで。「松ぼっくりのお店って覚えてもらえたら」と、松浦さんは笑顔で話します。

女性客9割。戦略的に作られたスイーツカフェ!?

オープンしたのは2022年5月20日。その前段には、長い助走がありました。

建物は元々、松浦さんの父が喫茶店として使っていた箱。モーニング文化の衰退や、設備の不調をきっかけに閉業後も、「この箱をうまく活かせないか」と考え続けたそう。

そんな中、隣接する共同経営の食堂『れすとらんココット』にて、スイーツ商品「縁結び(えんむすび〜ふんわりシフォン〜)」の提供を開始。「ラーメン屋でこんなスイーツが!?」とギャップが話題になり、注目を集めました。

そこで芽生えたのが、「スイーツが映えるステージを作りたい!」との構想。

売上が伸び悩んだコロナ禍、融資条件などが追い風となり、店づくりは一気に現実へと動き出しました。

スイーツなので女性客が多いことは想定済で。したが、実際は想像以上に顕著だったそう。「体感で9割以上。女性の2人組が多いですね」と松浦さん。店舗が出来上がるにつれ、「男性は入りづらいかも・・・」と感じたほど。

結果として、自然に女性向けへとシフトしていきました。

昼は『れすとらんココット』でランチを手伝い、14時〜15時ごろからは『ラ・ピーニャ』で働く松浦さん。時間帯でピークがずれるため、比較的少人数で営業できるとのこと。

地方で続けるための、現実的で強い設計!この戦略が功を奏し、店の業績はV字回復したそうです。

「捨てる商売」ではなく、出来立てを提供

松浦さんは、広島の製菓専門学校を経て、大阪で6年間修行。最初の4年間は有名店『ムッシュマキノ』で働き、基礎から徹底的に鍛えられました。

同時に、松浦さんが心を痛めたのは「ロスの多さ」。「お菓子は日持ちしないので、作った商品を結構バンバン捨てる。すごい時間をかけて作ったのにって・・・。もったいないなって」。

そんな中、出合ったのがカフェスタイルで皿盛りスイーツを出す店『ICHIRIN  COFFEE(イチリンコーヒー)』。

注文後に仕上げるスタイルなら、ロスを減らしつつおいしさを最大化できると考えました。『ICHIRIN  COFFEE』で働いた2年間の経験が、現在の『ラ・ピーニャ』の核になったと松浦さんは語ります。

看板メニューは「縁結び」。注文後に仕上げる皿盛りスイーツ

『ラ・ピーニャ』の看板メニューは、開業のきっかけとなったオリジナルシフォンケーキ「縁結び」!

当初はバニラシフォン1種でしたが、オープンに合わせて5種類に。

さらに店内では、ここでしか味わえない皿盛りスイーツも展開。土台を事前に準備しつつ、注文後に生クリームを絞り、仕上げるスタイルです。

「ショーケースのケーキは、並べた瞬間から劣化が始まるんですよ。出来立てと廃棄直前のスイーツの味は、雲泥の差。クリームのやわらかさ、風味は全然違う」と松浦さん。

「なんでこんなに早く作れるの?」と驚くお客さんがいるそうですが、だからこそ出来立ての感動が生まれるのだとか。

砂時計のまち・仁摩らしく。フレンチプレス×砂時計のコーヒー演出

コーヒーはフレンチプレス。抽出時間は、砂時計を使ってお客さん自身が計ります。

「砂時計のまち」らしい演出を、しっかりと体験に落とし込んでいるのがおもしろいですね!

フレンチプレスは金属フィルターのため、微粉が入ることがあります。

その分、ペーパーフィルターでは落ちやすいコーヒーオイルの香りを一緒に楽しめるとのこと。

高校生とのコラボでバズりも!地域とつながる店づくり

地域の高校生との取り組みも印象的で、課題研究の一環として新商品を一緒に考案。

かき氷5種やメロンパフェを展開したところ、過去3年間で単日最高売上を記録。月次でも過去3年間で最高売上を記録するほど!

「反応が良かったんで、こういうコラボは継続してやりたいですね」。店の売上だけでなく、地域の応援が自然と集まる空気を作っています。

これからの夢は、長く続けること。現在、仲間を募集中!

最後にこれからの展望をお聞きしました。

「長く続けられるように頑張るのみです。新商品を出すと反応が良いし、同じメニューだと飽きられる。でも時間がなくて・・・人が欲しいです!」と松浦さん。「本当は、『ラ・ピーニャ』を任せられる人が育てば、自分は父の店『ココット』をさらに盛り上げ、次の一手を打っていきたいですね」。

若者へのエールもいただきました。「田舎でも、できるんだよって。1回外に出て学んで、戻ってきて、ココでも形にできる。そういう道もある」。
一緒にカフェを盛り上げてくれる方、カフェについて働きながら学びたい方はInstagramのDMへ連絡してみましょう!

『仁摩サンドミュージアム』や、石見銀山の観光の合間に立ち寄りたいスイーツカフェ『ラ・ピーニャ』。

出来立てにこだわったシフォンケーキ、仁摩らしい演出のコーヒー、季節限定スイーツ。ココでしか味わえない体験が詰まっています。

cafe &sweets La Pagya

カフェアンドスイーツ ラ・ピーニャ
電 話:0854-88-3600
住 所:島根県大田市仁摩町天河内1110 [MAP]
営 業:11:00~18:00
休 み:木・金曜
駐 車:20台

情 報:HP Instagram

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

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この記事を書いた人
DAIKI TAKEUCHI

ラズダlocalライター

DAIKI TAKEUCHI

旅とキャンプと犬を愛する舞台俳優。石見地域を中心に文化事業を行う「IWAMI ARTS PROJECT」代表。総フォロワー10万人の動画クリエイター「タケcamp」としても活動中。

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