江津で「私もやれるかも」が芽を出した!「地域づくりオールスター祭」参加レポ【ラズダ広告】

編集部いしやん
編集部いしやん

地域づくりを志す人が127名集結!「私もやれるかも」が動き出す江津の一日

みなさん、こんにちは!ラズダ編集部いしやんです。

今回はふるさと島根定住財団が開催した「地域づくりオールスター祭」へ。このイベントは、《地域づくりのキーパーソンが集結する事例発表&交流会

失敗談や成功談、実際の取り組みの様子など、リアリティ100%の生の声が聞けるイベントです。

今回は石見の江津市で開催。

「地域づくり、気になる。けど、動けてない」

そんな想いがある人ほど、じんわり心に響く時間。大きな覚悟よりも“最初の一歩のつくり方”を体感できるイベントでした!

会場に入ったら若い熱が盛り上がっていた!?

会場は江津市『パレットごうつ』。駅前の立地ということも相まってか、県内各地からたくさんの人が集まりました。

しかも今回は満員御礼!参加者の6割強が石見エリアからだったそう。

目立っていたのは若い参加者。地元の島根県立大学生をはじめ、大学生が約1割も。石見における地域づくりへの関心度の高さが伺えますね。

受付の列にも、席の並びにも、学生の姿が自然に混ざっていました。

おもしろかったのが、参加者のバラエティの豊かさ。

ローカルプレイヤーになりたい“初めの一歩”の参加者もいれば、地域づくり熟練者もいる。初心者とベテランが同じ列で座り、同じところで笑い、同じところでうなずく。

混ざり合う会場の雰囲気も「地域づくりオールスター祭」の醍醐味のひとつですね。

そして運営も“みんなでつくる感”が濃い~。

今回の催しは江津市共催で、定住財団スタッフに混じって、NPO法人てごねっと石見も運営を担当。声かけ、動線、段取り。裏方の温かさも相まって、会場はやわらかい熱気に包まれていました。

まずは「全体会」。続かない原因は能力じゃなく「考え方」だった

「地域づくりオールスター祭」は、午前中の全体会と、午後の分科会・交流会で構成。全体会ではメインスピーカーを迎えての講演、午後の分科会はNPO・地域団体による事例発表といった流れ。

全体会は対談スタイルで進行。途中にワークも挟みつつ、「聞いて終わり」にならない作りでした。

ワークは2本。

  • 自分の地域の”持続”における可能性と課題を書き出す(数名が発表)
  • 講演から、自分の地域活動に活かせるヒントを考える

話し手は、齋藤アルケン工業 代表取締役・齋藤憲嗣さん。浜田市で介護事業を中心に、地域のために遺品整理事業をしたり、地元高校生とメニュー開発したり。

最近ではラズダでも紹介したカステラ「昭和百華」を開発されていました。

まず印象に残ったのが冒頭の宣言。

「今日は正解を出す場ではありません。実践や所感を持ち寄って、共感が生まれたらいいと思っています」。

このひと言で、会場の空気がスッとやわらかくなった感じがしました。

話題は多岐に及び、自身の借金や家庭のことなど、余裕がなかった時期の話から始まり、地域のため、なんて考える余裕もなかったと語る齋藤さん。だからこそ、「余力がないと外への視点は持てない」と言い切り、「まずは自分たちが幸せであり続けることが大切」とも。

どれもがいい意味で生々しくて、取材でお邪魔してた私すら、気が付くと引き込まれていました。

齋藤さんが自身の経験をもとに、地域づくりのポイントに挙げたのがこちらの3点↓

  • 続かない理由は、能力ではなく「考え方」
  • 続かないやり方は、ひとりで抱えること
  • 任せると、任された側もおもしろくなる。結果として続く

すると私の頭に浮かんだのは「地域づくりって、経営と同じでは?」と。

  • 任せる=マネジメント
  • 属人化を防ぐ=仕組みづくり
  • 続ける=持続可能性

そして支えるのが理念。ブレた時に戻れる場所。言葉でつくっておく帰る場所。折れにくくするための軸。

今回のイベントでは、取材者として客観的な立場にいながら、引き込まれた理由を見つけた瞬間でした!

全体会終盤、質疑では「自発的な行動をさせるための工夫は?」との質問が。

リーダー・まとめ役として活動している人なら、あるあるなお悩みのひとつ。それに対しての回答は・・・

  • 否定しないこと(自分が経験してない提案ほど、まず受け止める)
  • ミニマムで回すこと(準備はそこそこ。まずやる。全勝を狙わない)
  • ユニクロ柳井さんの「1勝9敗」の話を引用して、やりながら検証→小さく改善

ちゃんと整えてからでは、永遠に始まらないことありますよね。私の仕事でもよくあるような・・・(笑)。

だから、今日のまとめのひと言にグッときました。

《正しさより、続く形》

昼ごはん中には「1分PR」タイム!会場が一番笑いに満ちる時間

さてお昼休み。地元飲食店によるおいしいお弁当をゆっくり楽しもう。

そう思っていたら・・・

ステージでなにか始まった!

こちら「地域づくりオールスター祭」名物の魂込めた「1分間PRタイム」です。

年齢性別といった属性、経験値や立場に関わらず、参加者であれば誰でもPRできる時間。

  • 空き家を活用すべく奮闘している大学生
  • 離島の魅力をPR!
  • かわいい柿の帽子をかぶってご当地柿をPRする高校生

などなど。

「地域づくりを楽しもう!」のテーマが、一番見えた場面かもしれません。

真顔の報告会じゃなく、笑いが起きる、拍手が起きる。ちょっと照れながらも、ちゃんとそれぞれが本気。

見ているこっちまで元気がもらえる時間でした!

午後は「分科会」。事例を通して気づきが得られる濃密な時間

午後からは、地域団体などによる事例発表会「分科会」。

6会場×2回開催され、参加者は気になる分科会に、最大2つまで参加できます。私が参加したのはこの2つ!

◆地域の課題解決を市民の力で(うんなんコミュニティ財団/雲南市)

まず「コミュニティ財団って何?」から始まり、初見でも置いてけぼりにならない構成。

スピーカーの石原さんが子連れで登壇していたのも印象的。生活の延長線にある話なんだな~と、場の雰囲気から説得力が!

うんなんコミュニティ財団が取り組むのは、雲南市を中心に、地域の課題解決に挑む団体や個人を、寄付や助成、伴走で支える仕組みづくり。いわば“地域のエンジン”づくりです。

その中で印象的だったのは立ち上げ時の話。

設立時の資金300万円を、642人から集めた。この出資人数は当時の日本一位!今でも2位レベルなんだとか。

「市民が、市民のために」を、言葉じゃなく、実数で見られる強さは圧倒的です。

コミュニティ財団の活動を見ていると《地域に関わる=現場に立つ》だけじゃないことが見えてきます。寄付、応援、仕組み、相談、広報。役割はいくつにも分解できるのだと。

石原さんの言葉で残ったのは「とりあえず言葉に出すことが大切」。

全体会の話とも通ずる部分があり、スッと入ってきました。まずは小さく始める、声に出すことが大切なんですね。

◆「楽しい」「嬉しい」「ありがとう」から始まる地域づくり(津和野町畑迫地区/津和野町)

こちらの分科会の登壇者は4名。地元の視点と、外から来た人の視点が混ざる構成でした。

事務局スタッフ、公民館館長、整体・リラクゼーションサロンを営むご夫婦。それぞれの目線で、地域の魅力や価値、取り組んできた内容が語られました。

こちらの団体の活動目的は「小さな拠点づくり」。

人口530人・高齢化率57.5%。数字だけ見ると簡単じゃありません。でも、2020年から積み重ねて、2021年に交流拠点『ほたる』をオープン。さらに、2023年からボランティア輸送も開始。

派手さはなくとも、続けていくことで、地元住民から信頼を積み上げているような取り組み。

小さなエリア感を活かして、足で訪問して参加を促す。紙の会報誌を配る。広く薄くより、狭く深く。こういう動きが効くんだな~と。

そして何より、事務局の青木さんのキャラ!おしゃべり上手で、時間が押すほど盛り上がる会場(笑)。

お堅い発表会のイメージとは異なる、対話型の事例発表は「地域づくりオールスター祭」ならではですね。

そのほかの分科会の様子もハイライトでご紹介!

■未来につなげる地域の誇り(桜むすびプロジェクトbyつちのと舎/雲南市)

法改正をきっかけに「漬物クライシス」など、様々な継承の壁に直面。そこで「事業主体を引き継ぐ」事業承継ではなく、「活動内容・想いを引き継ぐ」“活動承継”として続け方を組み直したお話。

続けるために形を変える工夫。クラウドファンディングや、「しまっち!」などでの仲間づくりにも挑戦しながら、地域の誇りを次へ手渡す道筋。

正しさより、続く形。まさにこの日のテーマど真ん中でした。

■拡大同窓会が繋ぐ次世代のまちづくり(黒沢まちづくり委員会/浜田市)

起点は2018年の「拡大同窓会」。出身者のつながりを呼び戻し、名簿づくりや情報発信を通して、やんわり関われる場を育てていく取り組み。

印象的なのは「この町を救うスーパーマンは現れない」という前提。課題解決を前面に出しすぎず、心理的安全性を守る。関わりやすさの土台づくりをひも解いておられました。

■大学生と高校生が取り組む地域づくり!(津和野とんぎりプロジェクト/津和野町)

津和野にしかない「とんぎり柿」を軸に、管理者の高齢化や鳥獣被害などの課題へアプローチしているプロジェクト。

高校生と大学生が商品開発や広報、イベントの表現(ダンスや紙芝居)まで担い、地域の誇りを自分たちの言葉と形で伝えていく取り組みです。

若い人が入ることで、地域の空気が変わる。PRタイムの熱ともつながる内容でした。

【編集部もお手伝いしました】津和野町にしかない「とんぎり柿」。収穫体験イベントのお手伝いをしてきた

■私が地域に来た理由(トークセッション)

司会に島根県立大学地域政策学部 准教授/ローカルジャーナリストの田中輝美さん、奥出雲町と浜田市へIターンした二人によるトークセッション。

「地域と出会う瞬間」は人それぞれ、という話。社員として入るより、個人として動く方が入りやすい感覚。自分から行くのが怖いから”関われる環境”を選ぶ工夫。そんな実体験の積み重ねが語られました。

結びの「誰かに言ってみるだけでも違うかも」は、今回の会全体を通したやさしい入口として残る言葉です。

名刺交換の時間は“次の一歩”の気配がぷんぷん♪

分科会後は「気づき&やりたいことトークタイム」。各お題に沿って、グループごとに意見交換をする時間です。

グループには、てごねっと石見のスタッフがファシリテーターとして参加。みんなの意見を回しながら進行していきます。

立場は違えど、全体会や分科会で気づきを得た参加者同士。盛り上がらないわけがない・・・!

初めて会った人であっても、目の前にいるのは目標や夢、叶えたい未来がある同志。共感が生まれる時間でした。

最後は名刺交換&交流会。

分科会の続きを質問したり、「それ分かる」の共感を拾ったり。ここが一番、関わりが始まる瞬間が見える時間かもしれません。

同じ方向を向いてる人が集まる場所。そこにいるだけで、背中が少し軽くなる感覚があったのではないでしょうか。

迷っている人ほど前向きになれる日。それが「地域づくりオールスター祭」

今日一日で残ったのは、「地域づくりは気合いじゃなく設計なのでは?」という考え方。

  • 否定しない!
  • とりあえず始める
  • ひとりで頑張らない、任せる!
  • 理念を言葉にする

正しさを追いかけて止まるより、続く形で小さく進む。そっちの方が前に行けるんですよね。

かつて“東京から一番遠いまち”ともいわれた江津市。その一角で、これだけの同志が集まり、議論し、事例に耳を傾ける。この事実を知るだけで、これから何かを始めたい人、悩んでいる人にとっては、勇気がもらえるのではないでしょうか!

今回登壇した方々も含め、島根県内の地域づくり・関係人口創出といったプログラムは、しまね関係人口マッチング・交流サイト「しまっち!」で掲載中です。

気になる方は覗いてみてくださいね~!

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

★あなたからの情報提供お待ちしてます!

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タウン情報ラズダ編集部

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島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部の現編集長。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な蛇年の年男。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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