森で体を動かすって、こんなに気持ちいいの?飯南町の“森の道”整備へ

編集部いしやん
編集部いしやん

飯南町の森の中、ウッドチップを運んで、森林セラピーロード®づくりを体験!?

みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部いしやんです。

今回は「しまっち!」に掲載されていた、飯南町観光協会のプログラムに参加してきました!

内容は、飯南町の森林セラピーロードにウッドチップを敷くお手伝い。

ネコ車(一輪車)でウッドチップを運び、熊手やレーキでならし、道や階段を歩きやすく整えて・・・。

文字にすると、けっこうな体力仕事。実際、まぁまぁな運動量に。

けど、森の中で体を動かしていると、しんどいはずなのに、気持ちはちょっと軽くなるような。

《森を整えに行ったはずが、帰るころには自分の気持ちも少し整っていた!》

今回はそんな不思議(?)な飯南町の森での半日レポート。

舞台は飯南町の森林セラピーロード。まずはネコ車でウッドチップ運び

今回の舞台は、飯南町の森林セラピーロード。

飯南町は、島根県内で唯一「森林セラピー事業」を行っている町です。森林セラピーとは、森林浴の癒やし効果を体感的に、科学的にも実証して行う活動。

森の中で過ごす時間を、心と体で味わう取り組みです。

今回、向かったのは、森の中に続く約2.3キロの森林セラピーロード。

その一部にウッドチップを敷いて、ふかふかと歩きやすい道に整えていくのが、この日のミッションです。

当日は9:30に集合し、午前は小田川コースのチップ敷き。昼食・休憩を挟んで、午後も作業が続くスケジュールでした。一般参加14名、ガイド5名、事務局4名など、計25名の体制。

作業は大きく分けると、こんな流れ。

  • きのこ園のウッドチップを軽トラへ積み込む
     
  • 軽トラで小田川コースまで運び、ネコ車にチップを移す
     
  • ロードや階段にチップを敷き、熊手・レーキでならす

私が主に担当したのは、ネコ車でウッドチップを運び、道に敷いたチップをならす作業。

ウッドチップ自体はふわっと軽そうに見えるんですが、ネコ車にこんもり積むと一気に重量感が出ます。

しかも森の道。まっすぐな舗装路ではありません。ちょっとした傾きや段差に気をつけながら、えっちらおっちらと。

難所は階段。けれど、途中から道ができていく

今回の作業で手強かったのが階段まわり。一輪車にチップを乗せて階段を昇り降りするのが、当日の難所でした。

さらにこの日は、避暑地の飯南町とは思えないほどのド晴天。予想以上の日差しの中、休憩を挟みながら作業を進めていきます。

森の中とはいえ、動けば暑い。ネコ車を押せば汗が出る。階段に差しかかると、ちょっと呼吸を整えたくなる。

けれど途中から、サポーターさんのアイデアで階段の一部にチップを敷き、ネコ車が通りやすい道を作ることに。

すると、
なんということでしょう~!

段差をそこまで気にせず通れるようになり、作業が少しずつスムーズになっていくではありませんか。

最初は「ここ、どうやって運ぶんだろう?」と思う場所に、少しずつチップの道ができていく。

人の手で、ちゃんと道が変わっていく。

作業自体は、かなり地味。でも、目の前の足元が変わっていくのは、けっこう気持ちいいものですね。

午後には参加者のみなさんもコツをつかみ、作業効率もアップ。予定より1時間近く早く作業を終えたそうです。

私は午前のみの参加だったので、最後まで見届けられなかったのがちょっと悔しい。

完成した道、見たかったなぁ~!

作業しながら癒やされる。森林セラピーロードってこんな場所

  • ネコ車を押す
  • チップをならす
  • 汗をかく

やっていることは、しっかり体力仕事。でも、そのすぐ横に、森があるんですよね。

やわらかな木漏れ日・・・

近くを流れる川の音・・・

鳥の声・・・

足元には、敷いたばかりのウッドチップ

作業中にふと顔を上げると、森が気持ちいい。これがなんとも不思議でした。

飯南町の森林セラピーでは、森林セラピストやガイドと一緒に森を歩き、五感で森の癒やしを体感できます。セラピーロードでは、川の音や鳥の声、ウッドチップのやわらかな感触も楽しみのひとつ。

今回の作業中にも、森のガイドさんたちが参加されていて、合間に植物の名前や特徴を教えてくれました。

ただの緑だったものに、名前がつく。名前がつくと、ちょっと親しくなる。

これ、森でも人でも同じなのかもしれませんね。

参加者さんからも、暑い中での体力仕事だったものの、川のせせらぎや鳥の声、周囲の緑に包まれながらの作業は不思議と苦にならず、自然の中で体を動かす気持ち良さを感じた、なんて声も。

肉体労働しているそばから、癒やされる。幸せホルモンすら出てきそうな飯南町の森、最高!

子ども連れも、県外からも。お弁当も含めて“場”ができていました

今回、森に集まったのは地元の方だけではありません。

広島県や松江市などから14名の「しまっち!」サポーターが参加。森林セラピーガイド、飯南町役場、飯南町観光協会スタッフなども加わり、全体で20名を超える人が森に集まりました。

子ども連れの参加者もいて、若い人から年配の方まで様々。

同じチップを運んで、同じ道をならす。その作業の中で、自然と声を掛け合う時間が生まれていきます。

大げさな交流会ではなく、同じ作業をしているからこそ、話しやすい空気感。この距離感こそが「しまっち!」の醍醐味なんですよね。

参加者からは、「今回のボランティアがなければ、きっと出会うことのなかった方々と知り合い、言葉を交わすことができた」という感想も。

作業を通じて人とつながる時間は、日常では中々得られないものです。

午前の作業後は、地元の人気店『ミセス・ロビンフッド』のお弁当とプリン。

体を動かした後のお弁当って、なんであんなにおいしいんでしょう。

お弁当は品数が豊富でどれもおいしいし、野菜はみずみずしい。仕上げのプリンだって格別。午前中の疲れが一気に吹き飛びました。

それに、同じ食を囲むことで、ますます参加者さんとの距離感も縮まっていくような・・・!

同じ作業をして、同じテーブルでごはんを食べる。それだけで、知らない人同士でも少し話しやすくなるんですよね。

午後も作業は続きましたが、私はここでタイムアップ。

お弁当とプリンをしっかりいただき、後ろ髪を引かれつつ、森を後にしました。

飯南町が続ける、森を“使いながら守る”取り組み

今回のプログラムを主催したのは、飯南町観光協会。

飯南町観光協会は、関係人口・交流人口の増加を目指して、森林セラピー事業、道の駅の管理運営、町内登山企画など、飯南町に関心を持つ人を増やすための事業を展開しています。

今回のウッドチップ敷きも、その取り組みのひとつ。

ウッドチップは毎年敷いていて、敷く場所は順番に変わっていきます。今回だけの単発作業ではなく、森を気持ち良く使い続けるための手入れ。

「森を守る」と聞くと、少し大きな話に感じます。でも、実際にやることは、ネコ車でチップを運ぶこと。熊手でならすこと。階段にもチップを敷くこと。

手の届く作業の積み重ねで、セラピーロードは歩きやすくなっていく。そう考えると、森との関わり方も少し近く感じませんか?

飯南町観光協会からは、「体力仕事とご案内していたものの、想像以上の体力仕事だったと思います。本当にお疲れ様でした」と、参加者へのねぎらいの言葉が。

作業後の森については、「みなさんのお陰で森がパァッと明るくなり、私はこの森に行くたびに癒やされています」と話してくれました。

確かに、ウッドチップを敷いた道は、作業前よりも足元がやわらかく、歩いてみたくなる雰囲気に。自分たちの手で、ほんの少し森の表情が変わった。その感じが、ちょっとうれしかったです。

今後もこの森で森林セラピーや森に親しむイベントを行い、多くの人に癒しを届けていく予定。森林セラピーは春夏秋冬、どの季節でも受付中。気になる人はチェックしてみて。

詳細はこっち》飯南町森林セラピー|島根県の癒し観光スポット

森を整えに行ったら、また歩きに来たくなった

ネコ車を押して、汗をかいて、階段でちょっと息を整えて。正直、楽な作業ではありませんでした。

でも、木漏れ日が気持ち良かったし、川の音が近くて心地良かった。それに、ガイドさんの植物の話も「へぇ~!」の連続でワクワク。目線をあげれば、みんなで敷いたチップの道が明るく見えたし。

作業後の道を見ると、ほんの少しだけ、自分もこの森に関わった気がします。

「また来年もやるのなら来たいな」と話していたサポーターさん、私もめっちゃ来たくなってます!

次は森林セラピーとして、ゆっくり歩きにくるのもいいな~。森を整えに行ったはずなのに、帰るころには「またこの森を歩きたいな」と思っていた。そんな半日でした!

みなさん、おつかれさまでした!

*「しまっち!」って?
今回のプログラムを見つけたのは、ふるさと島根定住財団の「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」。

「しまっち!」は自分なりのペースや参加方法で、島根の人・まちと交流できるポータルサイト。

現在、イベント・プログラムなどに参加する「サポーター」に加え、プログラムの主催者・地域団体などの「オーナー」も募集中みたい。興味がある方はHPをのぞいて見て!

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

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この記事を書いた人
編集部いしやん

タウン情報ラズダ編集部

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島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部の現編集長。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な蛇年の年男。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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