初めてなのにまた来たいと思える場所に。隠岐の島町「油井すいせん祭り」でふれた冬の港の温かな絆
ウユニ塩湖のような絶景スポット近くで開催。地域のみなさんとつくる冬の離島のお祭り
こんにちは!山陰のタウン情報「ラズダ」編集部みのりんです。
今回は、島根の関係人口マッチングサイト「しまっち!」で見つけたお手伝いプログラムに参加。
2月22日に、隠岐の島町・油井(ゆい)地区で開催された「油井すいせん祭り」のお手伝いに、運営サポーターとして参加してきました!
会場は日本海に面した油井漁港。すぐ近くには、潮の満ち引きによって水面が鏡のように広がる絶景スポット『油井前の洲』があります。
条件がそろえばウユニ塩湖のような景色が見られることでも知られる場所。隠岐ユネスコ世界ジオパークにも認定されている隠岐の島町らしい、ダイナミックな自然が広がるエリアです。
町の中心地からは少し離れていますが、この日は朝から人の気配がいっぱい。
イベント開始は11時なのに、10時前にはお客さんの姿がちらほら。どうやら目当てのグルメがあるみたいです!
地元の味が並ぶ「油井すいせん祭り」
このイベントが始まったのは2009年。
「地元のいいものを届けたい」という思いから、油井・蔵田地区の女性たちが作るタコ飯や、サザエご飯を振る舞ったのがきっかけだそうです。
以前は油井の池駐車場で開催していましたが、多くの来場者に恵まれ手狭になったため、2022年から現在の油井漁港へ。
現在は地域外からの出店も増え、隠岐の島町名物の「隠岐そば」や「岩のりおにぎり」、焼鳥、たこ焼きなどのグルメが並びます。
油井地区からは海産物の販売のほか、サザエのつぼ焼きやカニ汁、水仙の無料配布も。
さらに油井名物の八朔や文旦、もち米と地元で獲れたタコを使ったタコ飯など、地域ならではの味覚がずらりと並びます。
隠岐の島町の人気店『月明かりカフェ』のキッチンカーも登場し、会場は大にぎわい。
特に八朔は大人気で、イベント開始前から行列ができ、11時ごろには30人待ちに。
潮風の中で、焼き鳥やサザエのいい香り、水仙のやさしい香り、そして波の音。港ならではの空気に包まれたお祭りでした。
カニ汁づくりや水仙配布をお手伝い
当日は朝9時に集合。実行委員会のみなさんに紹介していただき、ドキドキしながら会場の設営をスタートしました。
油井地区の実行委員会メンバー約20人を中心に、出店者や私たちサポーターも加わって準備。一体感があり、学園祭の前みたいでワクワクしました。
お手伝いするのは、サザエのつぼ焼き販売、カニ汁・水仙配布。
カニ汁担当の女性3人は、大鍋で200杯分のカニ汁を調理していました。
私は水仙の配布担当。来場者50人にお渡ししました。
「どれがキレイかな?」と一緒に選んだり、「どこから来たの?」と声をかけてもらったり。
受け取った方の笑顔に、私の方が癒やされてしまいました。
サザエのつぼ焼き担当の男性2人は、サザエを焼き続けて大忙し。
それぞれ役割を分担しながらイベントを支えました。
西郷港周辺ほどお店が多い場所ではないですが、当日は天気にも恵まれ、約500人ほどが来場。
小さい子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで、地域のみなさんで会場はにぎわっていましたよ。
最後はみんなで協力して片付け。個人的には中学校以来?のテントの撤収作業。あたふたしながらも見よう見まねでお手伝い・・・!
テントをひとつずつ畳んでいく時間は、なんだか学生時代の学園祭のあとのよう。少し名残惜しくて、でも心地良い達成感に包まれました。
油井地区のみなさんがつくる手づくりのお祭り
主催は油井すいせん祭り実行委員会。中心となっているのは、大戸さんです。
普段は油井漁港で漁師をしているそう。
冗談を交えながら会場を盛り上げ、地域の方や出店者、サポーターとも積極的に交流しておられるのが印象的でした。
実行委員会は油井地区の住民を中心に約20人。イベントの企画は開催1ヶ月ほど前から話し合いを重ねて準備してきたそうです。
県内外から集まったサポーター
今回のサポーターは私を含む6人。
関東から来た大学生3人組は小・中学校の同級生で、春休みの旅行も兼ねて参加。
そのうちのひとりが、昨年「しまっち!」を通じて隠岐の島町のビーチクリーンに参加したことがあり、「ゆったりしていていい場所」と感じて再び訪れたそうです。
県内からは親子が参加。お母さんが隠岐が大好きで、「しまっち!」の募集を見つけて娘さんを誘ったとのこと。
イベント後のお昼ご飯の時間には、娘さんが小学校の同級生と偶然再会する場面も。
さらに前日、夕ご飯に立ち寄ったお店でお会いした地域の方が、会場にいてビックリ!
覚えていてくださったのがうれしくて、なんだかほっこりしました。
冬の隠岐を盛り上げるイベントに
2月ごろは隠岐の島町でイベントが少なく、観光客も減る時期。そんな時期に地域を盛り上げたいと、この祭りは毎年開催されています。
大戸さんは今回初めて「しまっち!」でサポーターを募集したそうで、実行委員会の方は「まず来てくれたことがうれしい。隠岐の島と繋がるきっかけになれば」と話しておられました。
10月には隠岐の島町支所主催のイベントも予定。今後もサポーター募集を計画していくそうです。
参加して感じた地域の温かさ
地域の方に話しかけても、みなさん嫌な顔ひとつせず気さくに話してくださり、とてもフレンドリー。
終わってみると、初めて会った感じがしないなぁ、また会いたいなぁという気持ちになっていました。
地域のみなさんと会話をしながらお手伝いする時間がとても心地良く、隠岐の島町の魅力を改めて感じる一日に。
こうした関わりが、地域と人との新しいつながりを生むのかもしれません。
気になった方は、ぜひ「しまっち!」のプロジェクトをチェックしてみて!
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