[出雲市オープン]“五感”で味わう小粋なフレンチ『Restaurant CINQ SENS(サンクサンス)』

編集部あつきち
編集部あつきち

料理人歴18年のシェフがおもてなし! 粋なフランス料理店

出雲市姫原に3月、地物食材を中心に使ったフレンチが味わえるレストラン『Restaurant CINQ SENS(サンクサンス)』がオープン!

「誕生日や記念日などの特別な日に、ゆっくり過ごしてもらえる店」をコンセプトに、“五感を使って楽しめるフレンチ”を提供しています。

今回はフレンチ未経験のわたくしが、お昼のフルコースを体験! シェフの石飛さん(写真右)に案内してもらいましたよ。

ハイセンスな店内はライブ感あふれるオープンキッチン!

ネイビーを基調とした店内はシンプルかつオシャレな雰囲気。ずっしりと、存在感のあるイスが11席カウンターに並んでいます。「料理を待つ時間も退屈せずにいてほしい」というシェフの思いからオープンキッチンがメイン。

調理中の匂いにつられて、出てくる料理にワクワク、期待度もグングン高まりそうな造りです。

“ハレの日”を祝う特別な個室も

お店の奥には2~4名まで入れる1組限定の個室があります。フレンチといえば「子連れ入店お断り」というお店もある中、ここでは子連れの夫婦も来やすいようにと個室スペースを用意。

周りや時間を気にせずに、お子さんも一緒に記念日などをお祝いできるのはうれしいですよね!

個室専用の出入り口までありました。どなたでも利用ができますが、ランチタイムは要予約の席となっています。

昼のフルコースを体験! 運ばれてくる美しい料理たち

メニューはコースのみ。昼は1800円と2800円のコース。夜は5000円、8000円、10000円コースがあります。今回の記事では、昼の2800円コースを紹介したいと思います。

内容は前菜、スープ、メインディッシュ2品、ごはんもの、デザートとドリンク。

この日の前菜は、フォークなどを使わず手で持って食べる一品で、「シャドークイーン」という紫色のジャガイモ、「のぞみトマト」、サヨリ、2種のチーズを使用。見た目がとてもキレイですが、紫色のガラスの一片のようなもの……これは、シャドークイーンのゆで汁をさっと揚げたものを仕上げに盛り付けています。

眺めたりふれたりしていっそう料理を楽しんでもらえるように工夫したシェフの思いがこもった、食感も楽しい一品に仕上がっています。繊細なお仕事~……!

メインディッシュは魚、肉の2品。この日の魚メニューは「鰆の味噌マリネ」か「真鯛のポワレ」どちらかを選べました。

お肉は「奥出雲ポークを使ったソテー」。+400円で「和牛頬肉の赤ワイン煮込み」に変えることができます。

「奥出雲ポークのソテー」は、牛蒡のソースとニンニクの泡で。牛蒡とバルサミコ酢などで調理した濃いソースがソテーとよく合う……!!!! ニンニクの香りも相まって本当においしい。

旬の八朔から発展させてできたメニュー「鰆の味噌マリネ」は、八朔の酸味と味噌が見事にマッチ!

フレンチにとってソースは大切です。新メニューを考える時は、ソースから考えるのだそう。野菜をベースに旬の食材を加え、それぞれの素材の味がなくならないように、むしろ活かせるように高度な調理法で独自のアレンジで仕上げます。

子どもの頃見たバラエティ番組をきっかけに…

よく見ていたというバラエティ番組「料理の鉄人」をきっかけに、料理人を志したという石飛さん。

神戸の専門学校に進学し、フレンチレストランやホテルなど様々なジャンルの厨房で経験を重ねました。焼く・揚げる・煮る・茹でる・蒸す・炒るといったいろんな調理法がある中、フランス料理は1℃単位で変わる温度設定や時間の調節なども重要で、「どこの国の料理よりも調理法が多いジャンルかもしれません。」と料理の繊細さも教えていただきました。

その中でも、“フレンチ”というものにとらわれすぎず、カツオや昆布、味噌といった日本の食材も取り入れることがこだわりだと話していました。はあ、一体フレンチシェフの頭はどうなっているんでしょう…!!(尊敬の眼差し)

コースを締めくくるデザートで幸せいっぱい

シェフのお話を挟みましたが、コースはいよいよ〆のデザートのお時間。

出雲の日本茶製造メーカー『桃翠園』のほうじ茶アイスとキャラメルセミフレッド。クランブルにはほうじ茶の茶葉を使用しています。ほうじ茶の芳醇な香りが口の中に広がって、コースの締めくくりにピッタリ。幸福感はんぱないです。

ドリンクは、出雲の自家焙煎珈琲店『STRINGS COFFEE ROASTERS』のコーヒーもしくは『桃翠園』の日本茶から選べます。

一通り昼のコースを満喫しましたが、紹介したほかにスープ、ごはんものもあるので、実際行って体験してみてください。

また、ワインを好む方必見。ペアリングは4グラス、8グラスがあり、世界各地のワインを厳選。シェフが苦労して探したペアリングも楽しみたいものですね。

以上フレンチビギナーによる紹介記事でした。

記念の日を最高の料理でもてなしてくれるステキなお店の登場にフレンチビギナーな私までうれしくなっちゃいました!

Restaurant CINQ SENS

レストランサンクサンス
電 話:0853-31-9205
住 所:島根県出雲市姫原3-5-6 [MAP]
営 業:11:00~14:30(OS14:00),17:00~21:00(OS)*夜は予約営業、昼は個室のみ要予約
休 み:月曜、月1回火曜
駐 車:24台(共同スペースあり)
情 報:Instagram Facebook

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

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この記事を書いた人
編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部

編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。

好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!

取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!

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