【しまとりクイズ】米子市のとある中学校で受け継がれる意外な“愛称”って?@第3問

編集部あつきち
編集部あつきち

鳥取・島根に詳しくなれる(!?) 『しまとりクイズ』のコーナー!

鳥取・島根に詳しくなれる(かもしれない)クイズコーナー第3弾です!

このコーナーでは、取材先での発見や地元で話題になっているもの、地元の方から聞いたお話しなど、様々なことをクイズ形式で紹介していきたいと思います!

ぜひ日頃の話のネタとして使ってみてください♪

■■話のタネ!しまとりクイズ過去問集■■

さっそく問題!(米子市編)

鳥取県内に数ある市立中学校の中で、米子市富益町にある『弓ヶ浜中学校』

近くには「日本の白砂青松100選」に選ばれた「弓ヶ浜海岸」があり、江戸時代から織り継がれる「弓浜絣(ゆみはまがすり)」も有名です。

中学校に限らず各地域の学校には、略称(例:一中、二中、加茂中、米中など)がありますよね。そんな中、『弓ヶ浜中学校』の略称といえば「弓中」。

し か し !

実は「弓中」のほかにも隠れた(?)呼び名があります。

それは、何でしょう!?

A:ハマ中
B:スナ中
C:ネギ中


正解は~~~~……

C:「ネギ中」!!!

理由(推測)① 弓ヶ浜地区は「白ネギ」の産地

正解は「ネギ中」。ローカルすぎましたかね…?? ある知人の話によると、出身校を聞かれた時に「弓中」と言うと、「あ~ネギ中ね!」と90%の確率で返ってくるくらいだそうですよ。

「ネギ中」と呼ばれるその明確な理由はわかりませんが、“弓ヶ浜が「白ネギ」の産地だから”ということが挙げられます。※あくまでも個人的推測です

「白ネギ」は鳥取県下全域で栽培されており、中でも西部地区では昭和初期から弓浜地区を中心に栽培が始まりました。10種類の品種を使い分けた栽培法で、1年中おいしい白ネギが食べられるんです!

それに米子には白ネギをモチーフにした、“米子(YONAGO)”の“Y”の形をした男女コンビキャラ・「ヨネギーズ」もいます♪

関連リンク:鳥取県商工労働部兼 農林水産部市場開拓局|食のみやこ鳥取県|白ネギ

理由(推測)② 学校の周りには……

弓ヶ浜中学校の周りには、ネギ畑が広がっておりました。このことも「ネギ中」由来の理由に挙げられるのかもしれません。部活帰りの生徒さんやカップルさんたちは、このネギ畑を抜けて帰路につくのでしょうか。

青春とは裏腹に、ここにしかないシュールな絵です。……いや、まさにこれこそが青春!!!

立派に育った白ネギ、おいしそうで思わず引っこ抜きたくなります°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°(※絶対にダメです)

実際のところどうなの? “ネギ中”卒業生に話を聞いた!

さて、ここまでいろいろと好き勝手推測してきましたが、ぶっちゃけ生徒だった人はどう思っているのでしょう?? 知り合いから知り合い…から知り合い…と伝って、リアルな声を聞いてみました!

2015年度卒業 Aくん

私   「ネギ中という呼び名はご存じでしたか?」

Aくん 「もちろん! 先生や他校の人も知っていると思います。」

私   「なんでネギ中って呼ばれるか知っていますか?」

Aくん 「え…考えたこともないです。理由は知らないけど、“当たり前”のように僕の周りはみんな言ってました(笑)」

私   「当時ネギ中という呼び名をどう思っていましたか?」

Aくん 「特に何も!! 今思えば田舎感がさらに増すなぁとは思いますけど、それはそれでいいんじゃないですかね♪」

私   「ネギ、好きですか?」

Aくん 「昔は嫌いだったけど今は好きです! やっぱり、弓ヶ浜出身だから(笑)」

 

2006年度卒業 Hさん(現在子持ち)

私   「ネギ中の由来を知ってますか?」

Hさん 「ずっとネギ畑があるからって思っていました。けど誰かに教わったわけでもないし、確かな理由は分からないかも…」

私   「出身校を言うと“ネギ中でしょ”とか言われることありますか?」

Hさん 「めっちゃあります!年上の人からが多いかな? 前に10歳上の人にも言われましたよ。」

私   「ネギ、好きですか?」

Hさん 「昔より好きです。白ネギだったら焼いて、生姜醤油で~とか。子どももネギ好きですよ」

私   「お子さんも!?どんな料理を?」

Hさん 「苦いのは嫌がるから、細く切ってスープや味噌汁に入れると喜んで食べますよ~。」

Aくん、Hさん、お答えいただきありがとうございました!! “ネギ中”の由来は学校側に理由があるわけでもなく、“謎”に包まれたまま…!

しかし、よくよく考えると学校名に“略称”はあっても、“ニックネーム”的な呼び名がつくことって、けっこう珍しいですよね! しかもそれが、何十年にもわたって生徒や先生、他校の人にも親しまれるって素晴らしいことだし、まさに“愛称”です。
当時は少し恥ずかしいと思う気持ちもあるかもしれませんが、大人になった時に人から「ネギ中だよね!」と言われることは、きっと地元同士の人を繋げる「合言葉」みたいなもので、喜ばしいことなんでしょう♪(ちょっと羨ましいな~)


※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
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この記事を書いた人
編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部

編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。

好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!

取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!

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