世にも不思議な「龍の狛犬」がいる『由來八幡宮』-飯南町

編集部いしやん
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800年以上の歴史を有する古社『由來八幡宮』。珍狛犬、巨大しゃもじ&大杉などなど

みなさん、おはようございます。山陰のタウン情報誌「ラズダ」の編集部いしやんです。

今回は久しぶりに神社の記事。先日、美郷町や邑南町のお花スポットを巡った際、立ち寄った飯南町『由來(ゆき)八幡宮』の紹介です。

実は密かに気になってた神社で、ここ、
「龍の狛犬」がいるんです!

かっこええ・・・。
あと、巨大「しゃもじ」もあった!

『由來八幡宮』があるのは島根県飯南町頓原

「龍の狛犬」が鎮座する『由來(ゆき)八幡宮』は島根県飯南町頓原にあります。飯南町に延びる主要道路・国道54号線から少し入ったあたり。駐車場は数台分あり。

近くには『大しめなわ創作館』や『道の駅頓原』などもありますね。

【関連記事】出雲大社神楽殿のしめ縄を奉納!「大しめなわ創作館」で伝統のモノづくりを見学-飯南町

境内には巨大なご神木。歴史深い古社『由來八幡宮』を参拝

鳥居の横に駐車スペースがあり、そこへ車をとめて境内へ。

境内にあった解説版によると、『由來八幡宮』の主祭神は、誉田別皇命(ほんだわけのみこと)、足中彦皇命(あしなかひこのみこと)、気長足姫皇命(おきながたらしひめのみこと)。

由緒によれば建久7年(1196年)、源頼朝の命によって、鎌倉の『鶴岡八幡宮』の分霊を現在の迫地区に勧請したのが始まりとされます。その後、文永2年(1265年)に現在の地へ遷され、以後、「出雲八社八幡」の第四社として崇敬をあつめています。

階段をのぼりきった先に隋神門、その横にはあまりにも存在感が大きいご神木。

(隋神門には記事冒頭の巨大しゃもじ)

フレームに収まりきらないほどの巨大さ。

解説版には「由來八幡宮の大杉」として紹介されていました。解説版によれば、『由來八幡宮』がこの地に遷される以前からあったそうで、樹齢は1000年以上と言われているんだとか!

樹高約45m、幹回り約7.8m。飯南町の天然記念物に指定。

この大杉の姿からも、歴史の深さが伺えますね~。

そして、例の「龍の狛犬」。隋神門の中に納められています。

龍の顔に、人間の体、獣の手足。こんな狛犬、見たことない!

飯南町観光協会のHPによれば、全国にも「龍の狛犬」は、雲南市『八重山神社』と、ここ『由來八幡宮』だけなんだとか。

★ちなみに、「虎の狛犬」は鳥取市にいます!

【関連記事】海の見える神社『賀露神社』。珍しい“虎の狛犬”がお出迎え-鳥取市

『由來八幡宮』にはいくつかの特殊神事が伝承されていて、「由來八幡宮の頭屋祭行事」として島根県無形民俗文化財に指定を受けています。

モノだけでなく、神事をはじめとする「コト」にも連綿と続く長い歴史・文化が宿っているんですね~。

今回、「龍の狛犬がいる神社」としてやって来た『由來八幡宮』。けれど来てみれば、巨大すぎる大杉があったり、しゃもじがあったり。さらには800年以上もの歴史があって・・・。

知らない情報が満載で、発見の連続でした!

山陰には大小たくさんの神社仏閣がありますし、みなさんの近所にもあるんじゃないでしょうか?

近所の神社仏閣を含めて、あちこち巡っていけば知らず知らずのうちに、地元の魅力や歴史・文化を再発見できそうですね~。また行ってみよ。

由來八幡宮

ユキハチマングウ
住 所:島根県飯石郡飯南町頓原1636 [MAP]
駐 車:あり
情 報:さとやまにあ(飯南町観光協会公式ホームページ)

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編集部いしやん

タウン情報ラズダ編集部

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島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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