【どんな味?】世界農業遺産の地・奥出雲町に新クラフトビール!仁多米、そば、しいたけ醤油の3種を実飲レビュー
香ばしい、すっきり、フルーティー。奥出雲らしさを込めた3本を飲み比べ
みなさん、こんにちは!山陰のタウン情報「ラズダ」編集部いしやんです。
奥出雲町から、気になるクラフトビールが発売されました。
ラインナップは、「しいたけ醤油BEER」、「仁多米SAISON」、「蕎麦WEIZEN」の3種類。
仁多米とそばは分かる。けど、しいたけ醤油のビールって、どんな味・・・!?
というわけで早速、3種を飲み比べてみました!
世界農業遺産登録1周年に合わせて誕生したクラフトビール
今回登場した3種は、奥出雲町の世界農業遺産登録1周年に合わせて開発されたクラフトビール。
開発したのは亀嵩温泉『玉峰山荘』で、こちらの売店で販売しています。今後は、JR出雲三成駅に併設する『仁多特産市』でも取り扱いを始め、売れ行きを見ながら販売店を広げていく予定とのこと。
価格は単品各880円、3本セット2000円。
単品を3本購入するより、セットが圧倒的にお得。味わいも見事に三者三様なので、初めてなら3本セットでの飲み比べがオススメです!
名前とのギャップに驚く「しいたけ醤油BEER」
まずは、名前のインパクト抜群な「しいたけ醤油BEER」から。
ビールにしいたけ、醤油。正直、飲む前は「かなり攻めた味なのでは?」と少し身構えていました。
けど、グラスに近づけば、ふわっと広がる香ばしさ・・・。
例えるなら、しいたけに醤油を少し垂らし、表面をサッと炙った時のような香り。
口に含むと、しいたけ醤油らしい風味をしっかり感じます。
香ばしさとうま味が広がる、どこか和風なビール。しかも、後口は意外なほどすっきり。風味が重たく残らず、食事にも合わせやすそうです。
焼き物や煮物など、普段の晩ご飯と一緒に味わいたくなる一本でした。
ほんのり日本酒を思わせる「仁多米SAISON」
続いては、奥出雲を代表するブランド米「仁多米」を使った「仁多米SAISON」。
グラスに注ぐと、透明感のあるキレイな黄色。見た目からも軽やかさが伝わってきます。
セゾンは一般的に、爽やかでドライな飲み口が特徴のビアスタイル。
この一本も、炊いたご飯のような“お米感”が前へ出るのではなく、どこか日本酒を思わせる、ほんのりと酒精がふわり。
クセは少なく、口当たりも軽やか。クラフトビールを普段あまり飲まない人にも、親しみやすそうです!
仁多米の味を強く主張するというより、すっきりとした飲みやすさの中に、さりげなく活かしている。そんな印象でした。
フルーティーで爽やかな「蕎麦WEIZEN」
3本目は、奥出雲の蕎麦をテーマにした「蕎麦WEIZEN」。
色合いは「仁多米SAISON」より濃く、「しいたけ醤油BEER」より淡め。ちょうど2種の中間くらい。
ヴァイツェンといえば、小麦由来のやわらかな口当たりと、果実を思わせる香りが特徴のビアスタイル。
「蕎麦WEIZEN」も、グラスに注いだ時からフルーティーな香りがふわり。3種の中では、もっとも爽やかな感じ。
そばと麦を組み合わせたことで生まれた、やさしく華やかな風味。口当たりも軽く、暑い日の最初の一杯にも合いそうです。
そばらしさを探しながら飲むより、フルーティーな爽やかさを素直に楽しみたいビールでした!
飲み比べて分かった3種それぞれの特徴
実際に飲んで感じた、それぞれの特徴をまとめると・・・
- 香ばしく、食事と合わせたい「しいたけ醤油BEER」
- クセが少なく、スルスル飲める「仁多米SAISON」
- フルーティーで爽やかな「蕎麦WEIZEN」
使われている素材はもちろん、香りも飲み口もまったく異なる3本。
友人や家族と一緒に、「私はコレ」、「こっちも好き」と話しながら飲むのも楽しそう。
どれか1本を選ぶのもアリですが、最初はぜひ、お得な3本セットで飲み比べてみて。
販売元の玉峰山荘の詳細》Instagram
仁多米、そば、しいたけがつながる奥出雲の世界農業遺産
ところで、なぜ今回のクラフトビールに、仁多米や蕎麦、しいたけが選ばれたのか。
その背景にあるのが、奥出雲町の世界農業遺産。
奥出雲では、かつて砂鉄を採るために切り崩した山の跡地を棚田へ造成。砂鉄採掘に使った水路やため池も、農業用水として活かしてきました。
さらに、稲作や和牛、森林利用を中心に、ソバ、シイタケなどを組み合わせ、地域資源を循環させる農林畜産業が今も受け継がれています。
美しい棚田だけでなく、たたら製鉄を背景に生まれた土地や水の使い方、農業と暮らしの仕組み全体が評価されているんです。
今回の3本は、仁多米、そば、しいたけという身近な味から、その奥にある風土や営みにふれる入口でもあります。
世界農業遺産の詳しい話》奥出雲の農林畜産業が世界農業遺産に認定されました! | 奥出雲町
ビールを飲んで気になったら次は奥出雲の棚田へGO
「仁多米SAISON」を飲んで、仁多米が育つ風景を見たくなった人は、奥出雲町の棚田へ。
町内には、原口鉄穴残丘、大原新田、いわけ棚田、追谷棚田、福頼棚田など、たたら製鉄の歴史が刻まれた景観が点在しています。
炊きたての仁多米を味わうなら『仁多米食堂』へ
仁多米そのものを存分に味わいたいなら、『奥出雲町サイクリングターミナル』内の『仁多米食堂』へ。
羽釜で炊いた仁多米と、ご飯が進む多彩な料理が楽しめる食事処。仁多米はおかわり自由なので、その味と香りを心ゆくまで堪能できます。
ビールで仁多米に興味を持ったら、次は現地で炊きたてを。そんな楽しみ方も、奥出雲ならではですね~。
8月29日は樽生で登場!宿泊プランにも期待
8月29日に『玉峰山荘』で開催される記念イベントでは、3種を樽生ビールとして販売予定。缶とはまた違った味わいを楽しめそうです。
当日は醸造家が注ぐ生クラフトビール販売のほか、仁多乃炎太鼓によるステージ、当日の入浴料700円→500円など、様々な催しが企画されているとのこと!
また、『玉峰山荘』では、クラフトビール付きの宿泊プランも計画中。
日中は奥出雲の棚田や食を巡り、温泉に入った後、宿でゆっくり3種を飲み比べる。そんな楽しみ方ができたら最高では!?
まずは『玉峰山荘』から、小さく始まった奥出雲のクラフトビール。
実際に飲んでみると、その向こうに棚田や水路、森、奥出雲の食卓が見えてくるような3本でした。
このビールが、これから奥出雲のどんな場所や人につながっていくのか。今後の広がりにも注目です!
玉峰山荘のHP》【公式HP】亀嵩温泉 玉峰山荘・お得情報をお届けします
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部いしやん
島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部の現編集長。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な蛇年の年男。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)
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